なぜか最近映画熱が高まっています。しかも公開してすぐに観に行くことにハマっています。まだ評価が定まっていないうちに行くことで得られるドキドキ感、というと大げさですが、なんか劇場の空気感が好きだなと感じます。で、こないだ『イエスタデイ』を。
監督ダニー・ボイルに、脚本リチャード・カーティスとなれば、なんとなく雰囲気は想像つきますが、その期待通り、いや期待以上に良質な作品でした。巷では漫画『僕はビートルズ』との類似性が話題になっているみたいですが、やれやれって感じです。別にいいんじゃないでしょうか、どっちもあっても。オリジナル原理主義みたいなのって、なんなんですかね。自分はタイムスリップものの『僕はビートルズ』も、パラレルワールドものの『イエスタデイ』も、どっちも好きでした。ビートルズが偉大が故に、同じようなことを考える人がいるんだなーぐらいにしか思いませんでしたけどね。
本作はビートルズが主題の話なので、劇場のいい音で数々の名曲が聞けるわけで、それだけで映画館に行く価値があります。もちろんジョン・ポール・ジョージの声ではないですが、主役を演じたヒメーシュ・パテルの唄も本当に素晴らしいです。あ、本人役で出ているエド・シーランももちろん最高でした。“あの人”のシーンは言わずもがな。サブイボたちました。
ビートルズはカラオケ店でバイトしていた学生時代に死ぬほど聞きました。店内で流れる有線のチャンネルをずっとB23にしていたので。B23はビートルズ専門チャンネルです。以来、B23はなにかとパスワードに使っています。嘘です。
この解説がいい感じでした。
ところで、ビートルズで『イエスタデイ』っていう映画って他にもあるんですね。
こっちもすごく良さそうです。『シング・ストリート』みたいな感じ?でしょうか。