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BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

NIKE フリー

 誰にでもお気に入りの一着とか一足とかがある。とっておきの時に着たいものや、ここぞという勝負に身につけたいというものだ。なぜか自分によく似合うとか、気分が上がるというアイテムだ。そういうものに出会って手にいられたらすごく幸せだ。すべての持ち物がこうなればいいのにといつも思う。どういうわけかそうでもないものの方が多いのが玉に瑕なんだが。

 だからといってそのお気に入りが最も登板回数が多いかというとそうでもなかったりする。雨の日や身につけたくないし、煙もうもうの焼肉屋へ行くのもいやだ。あるいはまた違う理由があるかもしれない。

 一方でどうでもいいアイテムなんだが、やたらローテーションを回すというアイテムもある。少し寒くなったいまの季節なら部屋で着るスエット、フリースやカーデガンなんかがそういうものになるだろう。こういうものは洗濯要員にならない限り、ほぼ毎日着ている。比喩でなくまさにスレ切れるまでだ。

 だいぶ前、出張で行った6月のNYがやたら寒くて、適当に買ったNIKEの丸首フリース長袖Tシャツがあまりにも便利でずっときていたことがある。買った値段を着た回数で割るという理系男子的な価値観で計りたくはないけれど、それでいくと充分元を取った。退色しヨレているがいまもクロゼットの奥に鎮座している。再販売してくれたら購入することは間違いなしだ。ずぼらな自分にこれ以上のものはない。

 そういう毎試合登板する中継ぎ的なアイテムとして、いま改めて欲しいと思っているのが、2017年に販売されたNIKEのフリーである。アッパーはフライニットだから踵を潰して履いてもまったく靴自体にダメージを与えない。フライニットなので紐を締め付けなくてもホールドする。紐を緩めて玄関先においておけば、ちょっとした外出に簡単にスリップ・オンできるのだ。ヴァンズのスリッポンより、簡単脱着。

 もうだいぶやれてきたので新しいのが欲しいのだが、刷新されたモデルにはヒールカップがあったりするのだ。あの2017年モデルが欲しいのである。

 再販してくれないかな。でも人気なさそうだからムリか。

 

 

 

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