今日のお客さん 2022.06.30.

今日のお客さん。
6月も最後の日。
暑い。
8月くらい暑い。
一説によるとまだ本気を出していないらしい。
いや。
俺じゃなくて。
夏が。
マジか。
とは思うけども。
で。
昨日の続きですけども。
汗だくのグレーのTシャツ着た不動産屋が大家さんに直談判の巻。
なんだけども。
「もしもし。」
つって。
電話して。
それにしてもいつまで「もしもし」
って言うんだろな。
俺たち日本人は。
とは思うけど。
良い言葉だなとは思うので。
俺がもし将来支店を出したら。
もしもしブックス。
にすると思う。
なんで？
とは思うけど。
で。
不動産屋に「もしもし」つって電話して。
「はいはい。」
つって返事されて。
「いつもお世話になっております。代田橋の本屋の小林です。」
つって。
「ああ、小林さん、どうされました？」
と俺のことはまだ記憶にあったみたいなので。
そっから。
俺「実はですね。店のエアコンのことで相談がございまして」
不動産屋「はい、あー。」
俺「なんかこの暑さのせいか店のエアコンが全然仕事しないんですよ。」
不動産屋「えっと」
俺「いや、従業員だったらクビにしてるところですよ。」
不動産屋「はは（愛想笑い）」
俺「いや、そうじゃなくて、客商売ですのでね、やっぱ店内暑過ぎるとお店としてどうかなと」
不動産屋「え、っと」
俺「こう居心地が悪いと滞在時間が短くなってしまいますし、売るってことに関しては機会損失といいますか、この、ただ暑いって理由で」
不動産屋「えーっt」
俺「で、エアコン効かないなと思って、ちょっと製造年月日見てみたら2009年とか書いてるんですね。」
不動産屋「っと」
俺「で、エアコンの耐用年数とか調べてみたら10年くらいらしいじゃないですか。で。特に壊れてるって訳じゃないかもしれないけど、大家さんに言って交換して頂けないかなと思ってですね、まず不動産屋さんにグレーの、じゃないや、ご相談をさせて頂ければと思いましてね。」
不動産屋「えーっと。そのエアコン、前の所有者の残置物なんですよ。」
俺「え？」
不動産屋「ですから長々となんかおっしゃってましたけど大家さんは関係ないんですよね。」
俺「じゃ、俺の今までのちょっと芝居じみた説明は無駄だった系？」
って言ってたら誰か来た。
ので、また次回。