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BLOG - 小林孝行(flotsam books オーナー)

今日のお客さん 2021.12.28.

今日のお客さん。
年内も残すところあと僅か。
このブログを書いてるのが30日なんで、営業は今日が最終日。
小泉今日子さんに「絶妙に微妙」って表現された場所にある弊店にしては。
割と色んな人が来てくれる気もしてる。
ありがたい限り。
可能な限りではあるけれども。
俺も持ってる知識とかは惜しみなく話してると思う。
まあ、それがその人に響いてるかどうかは別として。
俺が得た経験や知見のエッセンスは伝えてるつもりではいる。
俺自身は別に大した経験や知識がある訳でもないからあれだけれども。
俺が会ってきた人たちの中には既に世に評価されてる人もいるし。
実直に素晴らしい仕事をしてる人もたくさんいたりして。
そういった人たちの話を聞くたびに。
自分の何もなさを実感はするんだけれども。
それと同時に。
こういう人たちにたくさん会えるのは役得というか。
本屋という属性のおかげなんだろうなとは思う。
で。
だからこそ。
そういう人たちに聞いたことなんかは。
なるべく覚えておいて、若い人たちに話したりするんだけども。
なかなか伝わらないんだよなあ。
とは思う。
で。
今日は隣の工務店のおじさんと話してた。
別に同業のすごい人の話じゃなくても。
先人たちの話からは学ぶべきことがたくさんある。
関係ないように見えても。
別業種であっても。
その根底にある普遍的なものってのは。
置き換えが可能だったりする。
例えば高名な写真家が写真について語っている時に。
これって「写真」だけど、「写真」の部分を「人生」だったり「仕事」だったり。
他の言葉に置き換えても全然通じるな。
みたいな話は本当によくある。
インタビュー記事とか読むの好きな人だったらわかってくれると思う。
ミュージシャンが自身の「音楽」について語ってる時とか。
販売スタッフが「接客」について語ってる時とか。
まあ、なんでもいいんだけど。
そういうインタビューって本当に良いインタビューが多い。
とかどうでもいいこと思ってたら誰か来そうでしょ?
まだ来ないから。
隣のおっさんの話してもいい?
忘れてた。
おっさんの工務店の窓んとこに。
象とかキリンとかのシールが貼ってあって。
「あれ?これっておっさんが貼ったの?」
って聞いたら。
「いやいや。これは前の借主がケーキ屋さんだったんだけど、その人が貼ったんじゃない?」
って言うから。
あ。こっからは会話劇でお楽しみください。
俺「え?剥がさなかったの?」
お「うん、だって悪いじゃん。」
俺「悪いも何も、もうやってないんだから気にしなくてよくね?」
お「いいのいいの、気にしてないから」
俺「まあ、おっさんがいいならいいけどさ」
お「でも、これ、変なんだよ。アリってこんなデカくなくね?」
俺「象、キリン、アリ??何そのフォーメーション」
お「そうだろ?で、象に比べてこのアリとか犬くらいあるんだよ」
俺「ほんとだ。」
お「たまに子供とかが通りかかった時に、これを指差して『アリ!』とか言うんだけどさ」
俺「うん。」
お「『それはアリじゃないよ、大きすぎるでしょ。』って教えてあげるんだよ。」
俺「へ、へえ。」
お「うん。」
何これ?
このエッセンスを誰にどう伝えればいいんだ?
とか思ったけど、まあ、別に何も得るものがない会話もあるよ。
そりゃ。
生きてたら。
そのあと、おっさんと、おっさんがジャニーズに居たっていう嘘話をしてたり。
なんでジャニーズ辞めたの?
って聞いたら、俺が居たら後進が育たないから。
とか、なんかもっともらしい理由を喋ってたから。
無視した。
で。
ようやく誰か来た。

名前: 井上竜介(  才)
職業: △ll
今日のファッション: 
Instagram: @ryusuke_inoue
目標: 
宣伝/告知: 

名前: 萌夏(19才)
職業: 学生
今日のファッション: 
Instagram: @hon_o_0
今年の目標: 
宣伝/告知: 

名前: 瀬戸口祐(27才)
職業: 薬剤師
今日のファッション: 
Instagram: 
今年の目標: ダラダラ過ごす
宣伝/告知: 

名前: 伊藤夢乃(21才)
職業: photograファー
今日のファッション: くつ Newbalance992, パンツ syu スウェットパンツ白, JKT scye サイ, コート VETRA(ベトラ) 
Instagram: @itoyumeno
来年の目標: はじける
宣伝/告知: 私を見ていてください今後 

竜さんは、下北沢にあるバー△llのオーナー。
時々来てくれる。コロナでなかなか出来なかったけど、△llには展示スペースもあって、今までに草野庸子さんとか山元彩香さんとか蓮井元彦くんとか良い展示してたりする。来年は何か一緒に出来ると良いなあ。
萌夏さんは濵本さんか、イカちゃんが店番の時に来てくれたらしい。聞いたら、うちにたまに来てくれる野口さんと同級生だった。写真家を目指してるのかな?と思ったから昔のスタジオボイスの写真家特集を紹介しておいた。佐内さんとかアンダースとかホンマさんとかに聞いてる号だからちょっとは琴線に触れたら良いなあ。
瀬戸口くんは今月何回か来てくれてる。いつも新鮮に本を見て楽しんでくれるから俺も楽しい。
伊藤さんは伊勢丹のイベントの時に来てくれて、その時に「お店にも行きます」って言ってくれてて本当に来てくれた。俺は忘れてた。
そんなこんなであっという間の一年だったなあ。

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