馴染みはあるけれど、実際着ようと思うとちょっと躊躇してしまう素材の代表格でもあるヒッコリーストライプ。
ワークアウェアの定番素材としても知られていますね。
鉄道作業員のために生まれ、汚れが目立たないようにとブルーと白のストライプになりましたが、なぜか白。でも確かに汚れても目立たないというか汚れがあまり気にならないように感じます。汚れても不思議と清潔感が保たれるヒッコリーストライプ。
先日、MFTでもヒッコリーストライプをリリースしましたが、あちらはもう何年もハードに履き込んだぐらいの風合いに落ち着かせる事で、抵抗のある方でもすんなり履いていただけるような仕掛けを施しました。ペイントしたものも人気でしたね。そんな着古したパンツとツイードのジャケットのコーディネートはなかなか絶品でした。
昨年秋に、L’ECHOPPEではお馴染みのブランド221villageの展示会で見つけた「迷迭香」(マンネンロウ)という新ブランドで一番気になったのもヒッコリーストライプのワークウェアでした。
迷迭香(マンネンロウ)は、嗜好品として、素材やデザインの雰囲気を楽しむ服。若しくはある目的のために身体を守る為や、それを実行できる様にする道具の様な機能を備えた服。
たくさんの服が世の中には存在しているけれど、色々な用途の服の中でも極めて個人的な考え方で、どうしたら楽しく暮らせるか?という事を追求した服。
嗜好品としても機能品としても完璧に満たされていないけど、大切にしすぎて着ることに気を遣い過ぎず、それぞれの人がヘビーローテーションで着ることにより、ちょうどいい感じに完成されることを大事にしたいと思っています。
ちなみに迷迭香(マンネンロウ)とは、ハーブの1種で日本人にも馴染みのある、ローズマリーの和名。
山の暮らしで手入れしたこの植物が、街に戻っていく時、強いけど心地良い香りをいつまでもどこからか漂わせていた時にこの名前にすることにしました。
デザイナー坂下氏を知る人は、ああ坂ちゃんぽいとかと思うでしょう。そしてとてもとても共感できるコンセプト。そのぐらいの感じがいいんだよなと。
このヒッコリーストライプ。少しケミカルな感じがするのですが、とても上品見えする今までに見た事のないヒッコリーストライプ。
機能性の機の字も感じられない普通の生地に見えますが、実は厨房などの電気系調理器などに多く触れるひとの為に感電などから身体を守る目的で作られた高い機能を持つ生地なのです。
コットン20% ポリエステル80%
まさに新世代のヒッコリーストライプ。
デザインは、コンセプト通り雰囲気を楽しめるように、ワークテイストだけれどゆとりのあるパターンを採用し、リラックスして着られるようになっています。サイズフリーとも言えるような肩のライン。サイズは3サイズ用意していますので、お好きなフィットをお選びください。
数量が限定数との事だったので、すべてL’ECHOPPEで押さえさせていただきました。
そして驚くのは価格設定。
“EX HICKORY JACKET”
18,000yen+tax
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“EX HICKORY PANTS”
12,000yen+tax
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2月15日(土) 発売開始です。