古着屋のNO SALEの置き物とか、カップリングの曲とか、町中華のオムライスとか、恋愛ドラマのヒロインの友達とか、そういったものに惹かれます。つまりスポットライトをびかびかと浴びてるものじゃなくて、その脇にいるもの。
編集部の須藤です。
はじめはつむじ曲がりの性格ゆえに端へ端へと目を向けていたんですが、あるときからこれは端もおもしろいぞ!と端っこにフォーカスするようになってきました。
そんなわけでできたのがこの連載企画。同じく端っこ好きのスタイリスト松川さんとカメラマン鈴木さんと一緒に、毎回にやにやしながら撮影をしています。
どんな連載かというと、みんなが知ってるブランドの、実は知られてない、けどグッとくる商品を紹介するというもの。それを “マイナーグッド” と勝手に名付けています。
それは、売れるものをばかすかつくる芸のない商業と正反対にあって、ブランドの余裕や遊び心が感じ取れるのです。しかもブランドがそこまでゴリ押ししていないというのもポイント。店頭の端に申し訳程度にあったり、ロット少なめでオンライン限定にしてたり。宝探しのように掘り当てるたのしさもあります。
万人にはウケないけど、きっとフイナム読者ならこのニュアンスわかってくれるんじゃなかろうかと、半分読者に委ねる形のブツ連載なんです。
なので、写真もこんな仕上がり。毎回場所が変わるので、家主はだれでどんな場所なのかを想像しながら楽しんでみてください。連載「マイナーグッド図鑑」、ぜひご注目を。