編集部の村松が前回のブログに続いて、アメリカ出張の模様をお届けします。後編の舞台はサンタバーバラです。
この街はLAからクルマで約2時間のリゾート地。サーフポイントとしても知られ、カリフォルニアを代表するサーフショップ「モラスク」が店を構えます。平日の海沿いにあるのは年を取った白人ランナーたちの姿。このブログの前編で紹介したオーハイもそうでしたが、ここにも仕事をリタイアしたひとたちが集まってきています。
街の中心から近くのウェストビーチにはクルマが通れる大きな桟橋があり、その見た目は昨年訪れた、サンディエゴ近くの街、オーシャンサイドのようでもありました。サンタバーバラのほどよいローカル感が心地よく、接するひとたちはフレンドリー。たまたまスケートパークで声を掛けた若者たちはみな快く、我々の撮影モデルを引き受けてくれました。
かつてここはスペイン領だったこともあり、白を基調にした南欧風の建物がダウンタウンに並んでいるところも特徴のひとつです。
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ウェストビーチから望む朝日。
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ウェストビーチにあるスケートパーク。
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サーフショップの「モラスク」。
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南欧風の建物のサンタバーバラ駅。
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ブティックやアンティークショップ、スーベニアショップが並ぶサンタバーバラのメイン通り「ステートストリート」。
このローカルタウンにも素敵なショップやレストランがありました。
我々が朝の一杯を求めたのが「Santa Barbara Roasting Company」。1989年から続くコーヒーショップで、このいい感じに褪せた外観がはじめて訪れるひとの期待を高めます。ローストされたコーヒー豆の香りが漂う店内には、年季が入った焙煎機が置かれていました。
Tシャツやスエット、マグなどのスーベニアグッズも充実。それぞれにあしらわれたグラフィックがかわいらしく、これらはお土産にも最適です。
オールドアメリカンの雰囲気に浸るなら「Joe’s Cafe」。ここは1928年創業の老舗ダイナーで、メニューには伝統的なアメリカ料理がずらりと並んでいました。クラシックな空間を彩る、ギンガムチェックのテーブルクロスがナイスです。
この店にも素敵なオリジナルグッズがありましたよ。ぼくが購入したTシャツはフイナムの名物企画「Shopping Addict」で近々取り上げたいと思っています。
「Joe’s Cafe」と同じ一角にあるレストラン「The Palace Grill」もよかった店のひとつ。ケイジャン料理の専門店で、ここのジャンバラヤはややスパイシーでありながら魚介の旨味が効いていて最高でした。
そして、撮影の合間を見計らって、 向かったのが〈パタゴニア〉のショップです。サンタバーバラの隣町、ヴェンチュラにあり、実はここが〈パタゴニア〉の一号店なのだとか。倉庫を改装したハワイ・ホノルルのような立派な店舗かと思いきや、現れたのは意外にも飾り気のないシンプルな外観。店内も特別感はなく、他の店と変わりないのですが、その感じがこのブランドらしさなのかもしれません。
訪れた記念に購入しようと思ったウールTシャツは、まさかのサイズ欠品! “VENTURA” の文字が胸元に小さくプリントされた一枚で、これを手にできなかったのが心残りのひとつです…。
サンタバーバラでは天気にも恵まれ、滞りなく撮影を終えることができました。その成果は3月掲載の特集記事になるので、乞うご期待。
振り返るとあっという間だった4泊6日の旅。アメリカンカルチャーから多大な影響を受けたぼくにとって、やっぱりこの国は刺激的で特別です。
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サンタバーバラのダウンタウンに掲げられた星条旗とカリフォルニアの州旗。