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BLOG - フイナム編集部

パリ滞在6日目

少し時間が経ってしまいましたが、ファッションウィーク最終日のことを書きたいと思います。

この日の天気は前日に続いて快晴だったのですが、最高気温は33度! 照りつける太陽にやられ、ヘトヘトになりながらも日本のブランドのショーをしっかり見届けてきました。

 

 

まず向かったのは〈ベッドフォード〉です。

このブランドがパリで発表するのはこれがはじめて。服が際立つシンプルな空間で、エレガントな大人のカジュアルスタイルを見せてくれました。

ショーは縦に長いシンプルなコートからスタート。ノーカラーのジャケットを縁取るチェーンやミリタリーブルゾンを覆うブロンズカラー、そして照明に当たってキラキラと輝くジャケットのラメの糸など、どの服にもこだわりが感じられ、コレクション全体にいい意味での男の色気のようなものが漂っていました。

チューリップハットが絶妙なアクセントになっていて、どこかノンシャランな雰囲気も。

 

続いて行った〈ダブレット〉も期待を裏切らない素晴らしいショーを見せてくれました。

起用されたモデルたちは、肌の色や体型、年齢、性別に関係なく多種多様。服もテーラードジャケットからトラックスーツ、MA-1、ジーンズ、フーディ、ベンチコートなどなど、ひとつのジャンルに囚われることなく雑食的で幅広いアイテムを提案していました。

ショーは舞台のまわりの客席に沿ってモデルたちが歩くシンプルな演出だったのですが、テンポよく次々モデルたちが出てくるので、見ていて楽しく、あっという間でした。

キャッチーな立ち乗りの電動スクーターを交ぜてくるあたりもさすがです。

スマホで撮った写真がなぜかブレブレだったので、オフィシャルの写真でショーの模様をご紹介。

ショーが終わった後、会場には丸テーブルに料理を乗せた奇想天外な格好をしているひとの姿も。最後の最後まで訪れたひとたちを楽しませる〈ダブレット〉はさすがです(笑)。

 

次のショーへ向かう途中、マレ地区の辺りを歩いていると、近未来的な形のバイクを発見。一般的なバイクとは異なる斬新なつくりで近づくと、フイナムでも取り上げた〈CAKE〉でした。目の前にはショールームがあり、その隣にはショップオープンを予告するポスターも貼られていました。

〈CAKE〉について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

 

 

そして最後に紹介するのは〈サカイ〉です。

会場は〈カラー〉のショーと同じパリ左岸にある「ソルボンヌ大学」。来場する招待客やセレブの数が多く、このファッションウィーク期間中に発表した日本のブランドのなかでも特に注目度の高いショーでした。

ファーストルックはブラウンのステッチが効いた、シンプルなリジッドデニムのセットアップ。続いて、デニム地にピンストライプのスーツ地を組み合わせた、インサイドアウトのつくりのジャケットが登場すると、そこからクリエーションが変化していきます。

〈カーハート〉とのコラボではダック地を使ったスーツやチェスターコートなどを提案。ワークウェア用の生地で、全くタイプの異なる服をつくってしまうところに〈サカイ〉の面白さがあります。

シャツやパンツのフラワープリントも極端なくらいに拡大され、異彩を放っていました。

 

以上、6回に渡ってお届けしたパリ滞在記。振り返ると渡仏の前、フイナム前編集長の小牟田から「今回も毎日ブログ書くの? 楽しみにしてるよ」とドキッとするようなことを言われたこともあり、寝る時間を削って書きました(笑)。この6日目だけ、どうしても時間が取れず帰国後になりましたが、なんとか完走できました。

このファッションウィークで感じたことはいろいろあるので、総論的なことはまた今度。

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