BLOG - フイナム編集部

バウワース & ウィルキンズの完全ワイヤレスイヤホン「PI7」を試してみた。

こんにちは、編集部の脇山です。

発売したばかりの〈バウワース & ウィルキンズ(Bowers & Wilkins)〉初の完全ワイヤレスイヤホン「PI7」を事前に試す機会をいただけたので、頑張ってレビューしてみます。

ブランドや製品の詳細はこちらの記事でご確認を。

結論から先に言うと、とてもよかったです!

これが充電ケースです。

なかなか高級感があると思いませんか? でも、見た目に反して意外と軽く、持ち運びやすい点が気に入りました。

やっぱりヘッドホンと違って、イヤホンは持ち運びがかなり大事だなって、持ち歩くたびに思いました。意外と重要なポイント。

イヤホンを出してみました。

このイヤホンの特徴として、9.2ミリのオリジナルドライバーとトゥイーターのふたつが搭載されていることから分かるように、音のよさが注目ポイントになっているんですが、ノイズキャンセリングと通話用にマイクが左右に3個ずつついているなど、使い勝手もなかなか考えられています。

簡単に言うと通話音質で困ることがなくなりました。完全ワイヤレスイヤホンって、通話の音が悪いものが多いですからね。

それと、Bluetoothを初めてペアリングするときは充電器の蓋を開けたところにある小さなボタンを押すんですが、これが地味にいいです。不意に繋いでしまうこともないですし。

重要な音はというと、イヤホンなのに定位のよさと音場の広さを感じて、まるでスピーカーで聴いているような広がりのある音! というのが最初の印象でした。

これで聴くと、どこから音が出ているかなど、かなり立体的に聴こえて、録音時の音を楽しめている感じがありました。それこそ、コーネリアスを聴いてみたときとかはとてもわかりやすかったです。

音のバランスは低音がドコドコ出るタイプと言うよりも、中高音がキレイに響くタイプ。ノイズキャンセリングをすると少し低音が増すので、好みに合わせてオンにしてみては。

付属品はこんな感じです。

左から、充電ケース(中にイヤホン)、USB TYPE-Cケーブル、USB TYPE-C 3.5ミリAUX端子変換ケーブル、S、Lサイズのイヤーピース。

USB TYPE-C 3.5ミリAUX端子変換ケーブルってなんだ!?というひとが多いと思いますが、よくあるイヤホンプラグにさせるサイズのプラグです。

このケーブルをオーディオ機器のイヤホンプラグと充電ケースに挿せば、あら不思議。そのオーディオで流れている音楽を「PI7」で楽しめるようになります。もちろん完全ワイヤレスで、です。

使いどきは、飛行機なんかに乗ったときに映画を見たり、Bluetoothに対応していないオーディオ機器やゲーム機などから流れる音を聴きたいときということで、頻度が高い訳ではないかと思いますが、あるとないとでは大違いですよ。

〈バウワース & ウィルキンズ〉が出しているアプリもなかなか使い勝手がいい感じです。

立ち上げるとアプリ画面下部に何と繋げるかが出てくるのでタップします。

接続されるとこんな画面になります。

上段にバッテリー残量、中段はノイズキャンセリングの有無、下段が外音取り込み(アンビエント・パススルー)といった並びです。

ノイキャンは周囲の音を判断してくれるオートの有無と、機能自体を使うかを選べます。個人的には外に出るときはオートで付けておくのがいい感じでした。少し低音がプラスされる感じです。

外音取り込みはどれくらい外音を聴きたいか調節できるので、コンビニとか、通勤時に便利。特にバーコード決済時にさくさく使えていい感じでした。

 

横にスワイプすると何に繋がっているかを見ることができます。

複数台登録することができるので、その中からどれと繋げるかをこの画面で設定します。

一番頻度が高いのはiPhoneですが、コーデックがAACまでなので…。室内ではaptXにも対応しているMacに繋ぐことが多いです。やっぱり音の情報量が違いますね。

お次がサウンドスケープです。

これは環境音を6種類から選べる機能で、癒やし系なサウンドが流れます。

装着センサーも地味に便利です。

外しているときは音楽が止まってくれるので、不意にはずしても付けたときには続きから音楽を楽しめます。ちなみに、最後のページにはアプリ設定画面があり、名前を付けたり、ソフトウェアアップデートなどを確認できたりしますが、割愛します。

長々と書きましたが、個人的には満足度が高く、老舗スピーカーブランドらしい音楽体験ができるイヤホンだなって思いました!

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