BLOG - フイナム編集部

深夜、買う気もないのにAmazonを見ていたら、旅行に行きたくなりました。

どうも、村松です。

9月に入って朝晩だいぶ涼しくなってきました。しばらく残暑は続きそうですが、8月と比べて外に出るのもだいぶ気が楽。週末くらいふら〜っと現実逃避して、波の音でも聞きに行きたくなっちゃいます。

本来、夏といえばトラベルシーズンです。例年通りなら出かけたという人も多いはず。

振り返ってみると、一年前、ぼくはサンフランシスコとヨセミテにいました。これが実は30代半ばにして人生初のアメリカ。学生時代、アメリカンカルチャーから多大な影響を受けたぼくにとって、かの地に行くことはちっちゃなドリームでもありました。

夢にまで見た場所は、人、クルマ、木…見るものすべてがデカくて、やることなすことすべてが新鮮。ヨセミテに向かう郊外のロードサイドで見た夕陽が美しく、なぜウィリアム・エグルストンの写真があの色になるのか何となく分かったような気がしました。まさに、いま東京で同じような毎日を過ごすなかでは得られない特別すぎる経験。カルチャーショックとはこういうことを指すのかもしれないって今更ながら思った次第です。

そもそもトラベルとはカルチャーのひとつであり、フィジカルでしか体験し得ないものだと思います。好きな場所に行くのは自由のひとつであり、好奇心や欲求を満たすもの。モニター越しに見るグーグルマップのストリートビューで行ったような気に浸れますが、テクノロジーがいくら進化しようとリアルな体験に勝るものはないはずです。そういった意味ではある種、ファッションと感覚が近いのかもしれませんね。

なぜ取り留めのないことを書いているかというと「Amazonベーシック」のスーツケースを見たから。深夜、買う気もないのに「Amazon」を見ていたら、突然眼前にあらわれました。

ぼく好みのソフトケース&オールブラック。ベルトのWのステッチワークも男心をくすぐります。どうせ「Amazonベーシック」といえども、それなりの価格でしょ、なんて思ったら、9,980円(9月3日時点)ときたからびっくり仰天。二度見するとはこのこと。同じようなものを10年以上前、大枚はたいて某アウトドアメーカーで買ったのですが、それを今更ながら後悔させるような、なんともいえない気持ちになりました。

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