どうもみなさん、編集の竹田です。
「ヒキニクトコメ、行きたかったんだよねー」。某先輩W氏がポツリとそんなことを呟いたのは先週のこと。それを聞いて僕は「この人急に何言ってんだ」と思いましたが、よくよく聞くと、吉祥寺に「挽肉と米」という潔すぎる名前のお店があるらしい。ネーミングセンスがいいのか悪いのか微妙なラインだけど、ラーメン屋なら「ラーメンと炒飯」って言ってるようなもんですからね。
その名の通り、メニューは挽肉(ハンバーグ)と米のみ。にも関わらず、連日長蛇の列ができるくらいの人気店だとかなんとか。
並んでまでご飯を食べるのはあまり好きではない方なんですが、このシンプルisザベストを地で行くようなハンバーグ屋のことが妙に心に残っていたので(多分店名のせい)、4連休の初日、重い腰を上げて行ってまいりました。
お店に行く前にチェックしたのはSNS。どれぐらい並ぶとか、何時から並べばいいとか。そこで分かったのが、昼の部(11:00〜15:00)と夜の部(17:00〜21:00)があって、入店するためには朝10時から開始する受付に並んで記帳する必要がある、ということ。
で、いざ行ってみると肌感で50人ぐらい並んでました。しかも、着いたのは9:45ごろ。時間前かつ大雨の中で、この盛況ぶりにはビビりましたね。一瞬帰ろうかと思いましたが、せっかく来たのでそのまま並ぶことに。
待つことおよそ20〜30分。先頭まで行くと、受付のお兄さんから自分が入店できる時間を教えてもらうんですが(この時は雨だったからか記帳はなし)、僕は12:50の回でした。思ってたよりも早く入れるなという印象。ちなみにその日は、開始一時間足らずの10:40ごろで受付終了となったみたいです。恐ろしや。
時間まで適当にフラフラして、注意事項に「入店予定時間の30分前には戻ってください」と書いてあったので、12時半ぐらいに再び店の前へ。そしてほぼ時間通りに名前が呼ばれて、いざ店内へ。
食券方式で、定食メニューは店名と同じく「挽肉と米」のみ。ハンバーグが3つに、ご飯はおかわりし放題、さらには味噌汁と生卵1つ、これだけのボリュームで1350円。安いっ!
店内は、お偉いさん方が会食で使うような鉄板焼き屋さんみたいに、調理場を囲むようにカウンターが設置されていて、ハンバーグが焼けていく様を目の前で見ることができます。
そしてお待ちかねの挽肉と米がこちら。
ハンバーグはジューシーでしっかりとした肉感があり、炭火の香りが最高。釜炊きご飯は焼き立て、ふっくら、しかも甘いの三拍子で、ここ数年で食べたお米のなかでダントツNo.1。なんなら僕は、ハンバーグよりご飯の方にゾッコンでした。
ハンバーグを食べ終えると、追いバーグが自分の前の金網にそっと置かれます。この焼き立てを一番いいタイミングで提供しようとするホスピタリティ精神は、高級料理店に来たような気分にさせてくれます。しかも、おろし&ポン酢や、食べる醤油などの調味料も用意されていて味変まで楽しめちゃいます。
最高のご飯と至れり尽せりのサービスにすっかり浸ってしまい、僕は結局ご飯4杯も食べてしまいました。あー、美味しかった。これは、そら朝から並ぶわな。