不倫してる男は無責任だから、女にロマンティックなことを言うよ。
と言葉を残したのはリリーフランキー 。芯をついてるような、空を掴んでるだけのような…あいかわらず言葉に不気味な重さがあります。
編集部の須藤です。
コロナ云々関係なく、毎週のように不倫のニュースが飛び交っていて、そのたびに人と人の関係とは…と考えてしまいます。わからないことがあるととりあえず映画に頼るたちなので、もちろんこの難題に答えてくれる映画もいくつか見つけました…! ご興味ある方、見てみてください。
『花様年華』 監督:王家衛(ウォン・カーウァイ)
隣人の夫婦同士が不倫関係に陥るという、わかりやすい泥沼ストーリー。何と言っても視線の交わし合いが艶っぽい! 画面に写さずとも存在を感じさせるんです、さすが王家衛。なにそれ的な構図も見ものです。トニーレオンは不倫が似合いますね〜。
『黒い十人の女』 監督:市川昆
クズ男の松吉と、その妻、9人の愛人の異色の不倫関係を描いています。自分以外を貶めようとするそれぞれの企みが、もつれにもつれ、最後はあんなことに…。市川崑節の効いた、大胆なカメラワークがより一層ひきたててます。2016年にはドラマ化され、船越英一郎が主演を演じていましたね。あのキャスティングが正しかったのかどうか、正直私にはわかりません。
『夜の浜辺でひとり』 監督:ホン・サンス
映画監督との不倫が暴かれた女優ヨンヒの、その後の人生を描いた物語。徐々に紐解かれる彼女の心情と、こびりつく男の影が映像からひしひしと伝わってきます。で、驚きなのが、現実でも同じことが起こっているんです。監督のホン・サンスと主演のキム・ミニは、プライベートで不倫関係にあり、公でそれを認めているんですよね…完全にあたおか。でもだからこそこの不穏感が生まれるんでしょう…なんとも言えません。
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不倫、ふりん、フリン…語感はかわいいけどおぞましい。コロナと同じですね。
さて、お口直しに、先週おこなわれた2020年サンリオキャラクター大賞で、第2位に輝いたポムポムプリンの映像をどうぞ! さすが腰の動きがちがいますね~♫