エルメスが4月11日に広州の旗艦店をリニューアルオープンしました。
当日は少なくとも270万ドルの売上があったとか。ダイヤモンドが散りばめられたヒマラヤ・バーキンをはじめ、希少性の高いバッグが販売されて、中国でもっとも裕福な地域である広東省全域から食器、靴、家具、革製品を求めて富裕層がやってきたそうです。買い物したくてしたくてウズウズしていたんでしょう。
これに限らず、封鎖が解かれた中国の都市では街に人出が戻り、溜まったエネルギーを発散するかのように積極的に観光やショッピングに勤しむ人で溢れている報道を見ました。
いまのところ5月6日で解除予定の緊急事態宣言ですが、中国のアフターコロナ感を見ていると、収束後も消費のスタイルや価値観にそこまで影響を及ぼさず、単純に元の鞘に戻るだけになるんじゃないか。なんだかエネルギー発散の矛先が違うような気がするのはきっと僕だけじゃないはず。気の合う仲間と居酒屋に集まってお酒を酌み交わす。それだけで十分じゃん。そんなことを爆買いしている映像を見ながら思いました。
ちなみに、ヒマラヤ・バーキンについて調べてみたら、“ヒマラヤ”という名称は、生産地ではなく、両サイドのスモーキーグレーが中央にかけてパールホワイトにグラデーションする様子から付けられたそうです。
ヒマラヤ・バーキン(2014年モデル)。2017年に香港のオークション「Christie’s」で約4200万円で落札とかマジかよ!(画像引用元:WWD)
編集・中田