どうもー、編集部の村松です。
突然ですが、二日前、プエブコでPRを担当している富士川さんからメールを頂きました。ちょうど気になる新商品があったので、こちらも連絡しようと思っていたところでした。記憶を巻き戻すと、プエブコは2017年にブランド誕生10周年を迎えたのですが、その時に代表の田中裕高さんを取材させてもらいました。改めて、見返しても田中さん滅多にメディアに出ない方なので貴重極まりない記事に仕上がっています。プエブコ好きの方でまだチェックしてない方は必読! 昨年はフイナムのフェス「HNF」に出店してもらい、何かあるときにいつも良くしてもらっています。
で、話を元に戻しますが、富士川さんのメールです。いやはや何かと思いきや、プエブコのことではなく、自分が大好きな豊田利晃監督の映画のことでした。今年、夏公開予定の映画がクラウドファンディングで制作費を集めているというのです。しかも、このクラファンの締め切りが50日を切ったので、よりたくさんの人に広めてもらえませんか…というなんとも公私混同(失礼w!)、とっても熱く切実な訴えでした。普段、多くの方とメールを介してやり取りさせてもらっていますが、こんなお願い初めて! でも…でもなんです、メディアに関わる端くれとして、取り急ぎ何かしたいなと思って、この編集部ブログに書かせてもらった次第です。
映画のタイトルは『破壊の日』。公開は7月24日。映画館に人が入らない、オリンピックの期間にあえて公開を目指していた作品ですが、オリンピックは延期でもこの映画は延期されないとのこと。映画の内容は明らかにされていませんが、豊田監督の強い意気込みがよく伝わってきます。以下、サイトの文章を転載させてもらいます。
『破壊の日』企画意図
2020年7月24日、東京オリンピックが開催される。その日は今年から「スポーツの日」として祝日になる。賛成と反対の多くの分断を呼ぶ。亀裂が走る。衝突が起こる。何かが破壊される予感がする。それは暴力の破壊を言っているのではない。生き方、考え方の亀裂であり、格差の衝突だ。分断と不寛容の時代。まるで、「破壊の日」だなと思った。
東京オリンピックの期間、映画館には客が入らないと映画館主から聞いた。作り物のエンターティメントなど現実の感動には勝てない。家のテレビで垂れ流される世界中のアスリートの情熱に勝るものはない、映画館に足を運んでまで見るような映画はないだろうと言う。ならば、その期間を俺に下さい。映画に何ができるか勝負してみたいとお願いした。そんなときにこそ映画は何を映すべきか、試される。資本主義の物の怪に取り憑かれたような東京を、祓い清めるような映画を作りたいと思った。映画に救われた奴だけが、映画を救うと俺は信じています。
2020年1月1日 豊田利晃
7月24日公開の『破壊の日』の製作費用をクラウドファンディングで集めようと思いました。
大手企業が入り制作委員会方式になれば、キャスティングや内容に多くの意見が入ります。それは決して映画にとっては良い結果にはならないのは皆さんも承知だと思います。今回の映画はそれを省き、自分たちと皆様のお金で、この映画製作を完成できることを夢見ています。
内容、キャスティングについてはまだ詳しくは言えません。追って製作発表をしていきます。出原プロデューサーは「これって、現代版のAKIRAじゃないですか? いくらかかるんですか?」とビビっています。皆様のお力を貸してください。そして、繋げて下さい。よろしくお願い致します!
しかも、つい先日取材させてもらったばかりの切腹ピストルズ、飯田団紅さんが関わっているみたいです。クラウドファンディングに協力した方には、飯田さんデザインのお札もプレゼントされるそう。詳しい情報は、以下をご覧ください。暫定スケジュールを見るとかなり制作が進んでいるのではないしょうか。
今、映画をはじめとするエンタメ業界は報道されている通り、本当に苦しい状況に追い込まれています。豊田監督の作品のファンはもちろん、映画好き、カルチャー好きの方は1度でもいいので、目を通してみて下さい。皆さまの清き1票よろしくお願いいたします。