BLOG - 猿渡大輔(グラフィックデザイナー)

雪人形が手を離す

 

雪深い越中から遠く離れた関東平野の民ですが、心の中にある人形山の雪人形はこの陽気をあびてすっかり手を離しました。平家の落人の歌が春を呼んでます。花粉がとにかく水を差しますが、やっぱり春のよろこびというのは感じます。

 

こっちでいう人形山は、お手伝いしているブランドの展示会の案内をつくったり、逆に先輩知人友人のところのご案内をいただいたりお邪魔したり、プロスポーツ界隈ではいよいよシーズン開幕が迫ってきたり、仕事の面でのこの時期の慌ただしさのことかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなこの頃の諸々でした。
春以降いろいろとカミングスーンです。

 

 

マスクのルール変更などもあり、コロナ禍的な意味でも区切りがついて春を迎える気分です。自分は結局罹患することはなく、近しい人々のなかにも重い症状に見舞われた人もおらず、仕事では人並みに苦労しましたが無事に乗り越えようとしています。
ただ、コロナ禍のせいで会えずに旅立ってしまい、あとから見送るのみとなった人もいます。体調が優れなくなっていくなか、2年あまりの間、頻繁に家族に会うこともできずに病床で旅立った彼のことを思うときばかりはコロナ禍を憎く感じます。そんな冬も乗り越えて、明るい春であるようにと思います。

 

 

 

 

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