7×7とは?と聞いて’当然49でしょう?’と答える。
いや、そういう話ではないのです。
7×7と書いて’セブン・バイ・セブン’と読みますが、カリフォルニア州の都市’サンフランシスコ’の愛称で、同市が面積49マイルで7マイル×7マイルの縮図に収まることから生まれた呼称とのこと。
’やっぱり49じゃない!’って、まあ、そういえばそうですが…。
僕が7×7と出会ったのはかなり以前。7×7のデザイナーであるカワカミ氏はサンフランシスコで古着のバイヤーをやっていたそうで、彼の地はカワカミ氏の原点です。
古くは金鉱堀り達のゴールドラッシュに沸いた町、やがてボヘミアンなアトモスフィアが特色となり、50年代、60年代にはビート・ムーヴメントやヒッピー・ムーヴメントのメッカでもありました。アメリカは未だ建国250年の若い国ですが、その中でサンフランシスコはその地理や自然環境も起因しユニークな存在となっています。
ジーンズの祖とされるリーヴァイ・ストラウスはゴールドラッシュに沸くカルフォルニア州サンフランシスコの地において炭鉱等で働くワーカー達の為に便利で丈夫なパンツを開発し、それが所謂ジーンズの始祖と言われています(1873年)。サンフランシスコでリーヴァイスが生まれ、アメリカ各地から人が集まり、ボヘミアンな空気が生まれ、詩や文学が勃興し、やがてロックのメッカともなっていきました。
そんな、アメリカの中でも独特な存在感を持つサンフランシスコでカワカミ氏が呼吸したものは’自由な発想’と’シンプルな服の魅力’そして、ネイティヴ・アメリカン文化etc…のミックスだったのではないでしょうか?
敗戦国である日本はアメリカの文化の影響が強い国ですが、そこから独自に’日本の目で見たアメリカ’的なるものも育ってきたと分析します。しかし、洋服屋目線で言えば’過去の名品の復刻’は既に多く存在する一方、これだけ影響の強い米国文化を理解しつつ、そこから’その人にしかできない独自の造形やモノづくり’まで進化できたデザイナーやブランドは稀有だと思います。でも7×7には’オリジナリティー’があります。最初に7×7の商品を拝見したとき、UAではリメイクのジーンズをウィメンズ・チームが仕入れていました。その後スティーヴン・アランやB&Yで扱いが始まり、僕はそれらの店頭でお買い物をしてきました。
そして昨秋の9月初頭、国立競技場の駐車場を使い7×7は初のランウェイショウを行いました。テーマはずばり’サンフランシスコ’。使われた音楽も60年代のヒッピー・ムーヴメント期に大ヒットした’花のサンフランシスコ’をオリジナルのスコット・マッケンジーとカヴァーも取り混ぜ、しかし、一貫して1曲で通しました。
サンフランシスコが本来持っていた’Freedom’な空気や’Human’な魂が服を通して伝わってきました。僕は、ブランド自体に馴染みがあるものの、所謂’ランウェイ’向きのブランドというイメージは無かったので、良い意味でイメージが覆りました。
その’感動’冷めやらぬタイミングでDistrictのバイヤー、飯島君に7×7の展示会を見て貰い、また、UA内の既存の展開店舗のバイヤーにもお断りを入れたうえでDistrictでの展開を決めた…という次第です。展開内容も’ブランド丸ごと’ではなく、あくまでもDistrictのお客様のワードローブを想像しながら、そこに素直にハマるであろうアイテム、今の7×7を体現しているエッジの利いたアイテムにフォーカスしました。
【SEVEN BY SEVEN】
■REWORK BOOTS A
1331-599-0043
Price:99,000JPY(Tax in)
【SEVEN BY SEVEN】
■REWORK BOOTS B
1331-599-0040
Price:104,500JPY(Tax in)
【SEVEN BY SEVEN】
■REWORK BOOTS C
1331-599-0041
Price:99,000JPY(Tax in)
【SEVEN BY SEVEN】
■REWORK BOOTS D
1331-599-0042
Price:104,500JPY(Tax in)
【SEVEN BY SEVEN】
■REWORK BOOTS E
1331-599-0043
Price:104,500JPY(Tax in)
【SEVEN BY SEVEN】
■REWORK BOOTS F
1331-599-0044
Price:104,500JPY(Tax in)
【SEVEN BY SEVEN】
■REWORK BOOTS G
1331-599-0045
Price:99,000JPY(Tax in)
【SEVEN BY SEVEN】
■DENIM VEST
1169-599-8789
Price:198,000JPY(Tax in)
※その他のアイテムも近日中に入荷予定
久しぶりの新規ブランド提案となります。
必ず皆様には喜んで頂けると思います
皆で楽しみましょう!
クリノ・ヒロフミ