日本は貧しくなった。そんな文言をそこここで聞く。確かにそうかもしれない。
週刊文春で連載しているバブル兄弟・高橋菜治行と高橋治則「五輪を喰った兄と長銀を潰した弟」を読むとバブル時代っていまからすると無茶苦茶だけど国力が強かったんだなと再確認できる。なんせブラジルの英雄ペレの引退試合が国立競技場で行われたとか、意味不明でしょ。昭和のオヤジからすると長嶋茂雄の引退試合をプエルトリコで行ったくらいの違和感。どんだけ金使ってたんだよ、昔の日本。
海外スターは誰でも呼べた。誰もがジャパンマネーに吸い寄せられて来日した。ハリウッド俳優もCMにバンバン出てたし、コンサートツアーも東京だけではなく、地方都市まで行脚するのが当たり前だった。
モーターショーは東京が世界一の時代もあった。
しかし。
いま開催されているアジアカップ、サッカーの日本代表試合が地上波で見られない。放映権料の高騰というが、失われた30年に右肩上がりの成長があったなら軽く払えたはずである。
パリのルイ・ヴィトン、NYのティファニー、日本人客が列をなして買い物していたのもいまは昔。
いちサッカーファンとして代表の公式戦くらいは、普通に観たいなと寂しく速報見ていた私です。
DAZNに入れって話なんですがね。