OWLの小牟田です。
八代亜紀さんがお亡くなりになりました。
八代さんと聞いて思い出すのは、小西康陽さんと作ったアルバムのこと。
そしてすごく明るくてチャーミングな人柄のこと。
Xをぼんやりと眺めていたらこんなポストが流れてきました。
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八代亜紀で思い出すのがプロデュースをした小西康陽の話。小西の嫌いなマイナー調で暗い曲ばかりを歌いたがるのでどうしてか尋ねたら、「歌をうたって絵を描いて、自分の好きなことばかりしていて周りの人にも恵まれていて、本当に幸せな人生だから、歌だけは本当に悲しい歌をうたいたい」との返答
人生は悲しくてつらいものだから音楽くらいはハッピーなものを作りたい、と思っていた小西康陽はこの返答に大変ショックを受けたそうだ
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これを見たときなんとも言えない気持ちになりました。
自分もマイナー調で暗い曲ばかりを好んで聴いているのですが、それはなにゆえなんだろうと。
映画もそっちの類のものを好んで鑑賞していたのですが、最近悲しいものは観れなくなりました。なんのひねりもなく、世知辛い世の中において映画でまで辛い思いをしたくない、ってやつです。
学生の頃は、意味もなくペシミスティックな感情にひたっていたものですが、あれはなにもわかってないからこその衝動なのだな、と今ならわかります。
ちなみに小西さんがプロデュースした八代亜紀さんの『夜のアルバム』は坂本慎太郎さんも愛聴していたと、フイナムでの対談でおっしゃってました。
この小西さん、八代さんの対談も最高です。