HOUYHNHNM(フイナム)ブログをご覧の皆様、こんにちは。District UNITED ARROWSの売場作り担当コバヤシです。いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます！本日は、お題の通り「最近買った物、欲しい物」に関して。
先日のイワシタのブログからの続きですが、正直困りました。最近目立った買い物をしていない…それは、今年の冬、数年いや数十年ぶりのスキー旅行に向けて絶賛節約中の為。なにせ、スキー道具を一切持っていない上に、奥さんと子供2人のウェア等も揃えなきゃならない。しかも今週末はクリスマス。まだ長女のプレゼントをゲットしていないという、切羽詰まった状況なんです。こんな時に、こっそり自分の洋服買っていった日には…年末年始を円満には過ごせない。それだけは、何としても避けねばならない。そんな切実な状況の為、本日は“今、欲しい物”を書かせて頂きます。
Caleのコート。マギーツイードと言われる厚手の生地を使用したコートですが、自分としては、このマギーツイドという点がまずウリです。マギーツイードは、アイルランドを代表する生地メーカー。昔、1年程アイルランドにいた時に、その存在を知ったのですが、その温かみに溢れた生地の表情がとても印象に残っています。当時、マギーの生地で仕立てた既製品を売るお店も住んでいた場所の近くにあったので、何度も通い、買ってみようか帰国直前まで悩みましたが、男性サイズは1番小さいサイズでも自分には大きい。いっそ女性サイズを作り直してもらうか？等、色々悩んだ末に、泣く泣く断念。今でもふとしたタイミングで思い出されます。打ち込みのしっかりとした生地は、何年にも渡って着込みたくなる本当に魅力的な生地でした。
【Cale】
◾️CALE CHECK BELTED COAT
1169-599-8279
Size:4,5
Price:¥209,000JPY(Tax in)
そんなマギーツイードですが、良い意味でとても野暮ったさのある印象だった為、今回のCaleのコートを見た時は、驚きでした。力が抜けて、とてもモダン。剛と柔が絶妙に合わさったそのコートは、他のコートと比べてもしっかりとした個性を感じます。
ボタンは、1番上のみ。後は、共地のベルトで縛るだけの仕様。着てみるとガウンの様なリラックスしたシルエットです。またいわゆる柄物の生地ですが、柄自体が大きい為、「柄物着てます！」と言った感じが出過ぎない。これは普段、柄を来ないデザイナーの佐藤さんのこだわりだそうで、これだったら自分でも着られる柄として選んだのが、この生地との事です。
またこの緩め身幅と着丈の長さであれば、大きめな襟を付けそうですが、アウターとしては小振りな襟という点も、このコートの独自性を生んでいる気がします。
イワシタも書いていましたが、自分が買い物をする時の基準。考えてみると、自分の中のそれは、“個性”。他の人が真似できない様なデザインで違いを作り出す個性もあれば、一見ありそう、でもそこに作り手のこだわりが加わった事で、実はどこにも無いモノを表現している。そんな個性もあります。このCaleのコートはまさに後者。買ったら、60歳過ぎても着てる気がします。あーー欲しい。でもスキーが…どなたかお古のスキーウェア余っていませんか？
