BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

芸術の秋

 昨日までの三連休、東京地方は好天に恵まれた。太陽光は温かく、湿度も低くとびきりの後楽日和。多くの人たちは、街を後にして行楽地へ行ったことだろう。

 一方ぼくらは、代官山エリアでのんびり過ごした。ヒルサイドテラスでは「猿楽祭」というイベントが行われていて、多くの飲食や物販屋台が並んでイートインスペースで昼間からワインなどを楽しめるようになっていた。トムズサンドのストールもあり、サンドイッチをいただきながら広島・尾道にお店があるとはじめて知った。一杯400円の美味しいシャルドネに合わせて(別のストール)、昼間からべろんべろん。さらに隣のデンマーク大使館では、彼の国のスピリッツを無料で大盤振る舞い。お酒に意地汚い自分としては、断る理由が見当たらないので遠慮なくいただいた。本当に楽しい。これ毎週やって欲しいと話し合いながらゆったりとした午後を過ごした。

 この連休に現代美術館で催されている「デイヴィッド・ホックニー展」に滑り込みたかったのだが、事前に長蛇の列との情報をキャッチ。なので見送った。こういうものの会期はあっという間に過ぎる。もっと早くから動けということだ。上野のモネも早く行かなくては。

 そのかわりと言ってはなんだが、「アートウィーク東京」の六本木エリアには行ってきた。目当ては、タカ・イシイギャラリーの南谷理加の作品だったが、人物関連の作品はすべてソールドアウト。ここでも自分の動きの鈍さを呪ってしまった。そして隣のペロタン東京でジャン・フィリップ・デロームのポートレートを堪能。ヴォーグなどでシャネルなどのメゾンのイラストを描いているので絵を見ればわかる人も多いと思う。観覧しギャラリーを出てショップから振り返った時、遠目に見たこの絵に引き寄せられ、またギャラリーに戻った。

 芸術の秋と食欲の秋を堪能した連休であった。

 

 

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