今年の東京モーターショーは結局行けなかった。2年に一度のショーだが、行く時もあれば行けない時もある。あまり熱心ではないが、行ったら行ったで新しい発見がありそれは楽しいものだ。キレイなお姉さんもいるしね。
年々規模や来場者数が減少していたが、今年は100万人の有料来場者がいたということで結構盛況だったらしい。クルマが売れないと騒がれているのにどうして来場者が増えたのだろう。自動運転やEVなど新しい技術がみたかったのかなあ。
ぼくもネットや雑誌などで、どんなクルマやアイデアがあるのかブラウズしている。しかしものすごくいいなあというようなものは見つからなかった。コンセプトカー的な市販不可能なものには元々関心が薄いし、現実的なものもデザインが未来的すぎてどうもしっくりこない。
こういう未来的なデザインに食指が動かない人って一定数いるのではないか。
バイクのカワサキが先ごろ、Z900RSというバイクを発売した。これは70年代のZ900のオマージュともとれる製品で、当時の面影を残したデザインである。しかし足回りやエンジンは、今日の最先端の技術が使われている。レトロでクラシックというと好事家的なそっち系を想像するかもしれないが、良いデザインを最新の技術で再構築させたと定義したほうがいいかもしれない。
これが結構なヒットになっているというから、クルマ関係者もこういうアプローチを考えてもいいかも。
数年前、ランクル70が30周年特別復刻ということで、販売されたが、あっという間に予定数を超えるオーダーが入った。実はこれぼくも買ったんだけどね。
いまの空力デザインがしっくりこない人は結構数いるんだなとその時思ったものだ。
いすずの117クーペやホンダシティのカブリオレなんかがあの雰囲気でハイブリッドやEVになって正常進化したようなクルマが出れば欲しいかもしれない。
これがカワサキZ900RS