毎年この時期になるとシーズンを迎える下田のトンボジギング
トンボとは、羽のような胸鰭を持つビンチョウマグロの呼称で、
クロマグロやキハダマグロに比べると小型なマグロです。
下田沖では1月〜3月くらいに回遊があり、群れに当たれば比較的手軽に狙う事ができます。
とはいえ、冬の下田沖はとにかく風が強く、海が荒れるのが当たり前
過去3回トライするも、大荒れ爆風による出船中止の苦渋を舐め続けてきました。
先週末も前日の夜中に爆風予報で、これは厳しいか?とヒヤヒヤしましたが、何とか出船できるよと
信頼する船長から連絡をもらい、念願叶って下田から伊豆七島近くまで遠征する事ができました。
まだ真っ暗な4時半、下田港から乗船し、少し沖に出たところから突然大きなウネリ
寒いのでキャビンで暖を取り仮眠するも、とにかく酷いウネリで船酔いする人続出
普段全く船酔いしないのですが、油断したら自分もやられるところでした。
2時間半近く船を走らせ、朝7時にようやくポイント到着
ポイントも案の定大きなウネリ&強風で、ジグの取り付けで手元を見るだけで酔いそうになる厳しい状況
しかし気合いでそれを乗り越えて、いよいよマグロチャレンジ開始
300gの重たいジグを海に落とし、船長の指示棚周辺を丁寧にシャクリます。
ジグだけでも重いのに、潮に乗って重さは倍増
心の中では『これキツいわ〜』って思っていたら、
開始1投目で鯖師匠こと ハットブランド Maison Birthのデザイナー清原くんがヒット!!
ロッドが弧を描き海面に突き刺さりました。
強烈なマグロの引きに、必死な形相で踏ん張る師匠
そして聞こえた苦しそうな第一声『リールが巻けないぃぃ』笑
その後、魚が弱り始めたタイミングに合わせて少しずつリールを巻き始めましたが、時折強烈に突っ込まれ、何度かそれを凌いだのですが、リールを巻くタイミングと魚の突っ込むタイミング、そして大きなウネリで船が揺れるタイミングがズレて、痛恨のバラシ
サバ師匠、残念ながら1投目でのキャッチは出来ませんでした。
隣で見ていた自分、『あんなに引くのか〜』と呆然としながらジグをシャクっていると、ドーンとヒット!!!
あんなに強烈な引きは人生初
師匠同様にリールを巻くことが出来ません
何とか堪えて少しずつ巻き上げ、120m下でヒットしたマグロを海面まで引き上げて来ましたが、魚が見えた瞬間にホッと油断してしまい、まさかのバラシ………..
その後も3回掛けるも全てバラしてしまい、ようやくヒットするも『あれ?軽い』
あげてみると巨大な鯖で、自分は苦笑 船長も爆笑
すると沈黙していた ICHI-LOWさんに待望のヒット!!
マグロの引きに耐え、丁寧に少しずつ巻き上げ、キハダマグロの幼魚キメジをキャッチし
船酔い中の船内が湧きました笑
ウネリも風も落ち着き始め、そこから師匠も自分も教訓を生かし、キメジ、メバチと連続キャッチ
前半にマグロキャッチに成功した事もあり、後半はのんびり
自分は本鰹を追加し、ICHI-LOWさんはマグロ4キャッチ鰹1キャッチ バラシ10回と絶好調!!
ICHI-LOWさんが鰹を釣っている最中、ビーッと突然ラインが走り、竿を握っていたICHI-LOWさんが海に落ちそうに。
その後、魚は落ち着き、釣り上げてみると、鰹に大きな歯形が……
船長曰く、歯形から大きなキハダマグロとの事。
あんな大きな本鰹を食べるって、どんなサイズだよ と怖くなりました。。
疲れ果ててるICHI-LOWさん
↓
ジグと同じ大きさの鯖釣ってドヤ顔のサバ師匠
↓
トンボは釣れませんでしたが、キハダ(キメジ)メバチとマグロを、そしてちょっと狙ってた本鰹も釣れて、大満足でクタクタの釣行となりました。
60センチ程度のサイズであれだけの引きなのだから、マグロって凄い!
我々小さいからとマグロを舐めておりました。
タックルも見直さないと…….
黒潮が寄って来ていて、例年に比べクロマグロが多く釣れている下田沖
自分達が行った前の日には230キロ近い超大物が釣れていました
曙とほぼ同じ体重のクロマグロ
凄すぎて言葉が出ません
釣りの後の自分の楽しみは料理
本鰹はお刺身、たたき
キメジはレアかつ、そして自家製シーチキンに
あと二日は楽しめそう。
あれから2日経ちましたが、まだあの強烈な引きが忘れられない
こうやってドンドンドンドンのめり込んで行くんでしょうね
NICATA
2月の出店
2/26 辻堂テラスモール湘南 C SIDE marché
ONLINEストアには2/10に商品が入荷する予定です。
また今月はコラボレーションが2件(後日発表します)
そして久しぶりに FISHING KNOTS TEE の新作を発売します
どうぞ宜しくお願いいたします。