ジャージと聞いて、日本人なら「あっ、トレーニングウェアのことね!?」とわかるでしょう。ジャージとは、柔らかく伸縮性のある厚手のメリヤス地の布のことで、それを使用したトレーニングウェアが、いつのまにか日本でジャージと呼ばれるようになりました。元来はトラックスーツと呼ばれた、これらのトレーニングウェアは、ポリエステルなど化学繊維のニットで作られており、この素材が日本の湿度の高い環境に最適なのです。海外ではウインドブレーカーのような防風性の高いナイロン素材のトレーニングウェアが主流ですが、日本でこのタイプを着て運動すると、蒸れる蒸れる。冬場はともかく、それ以外のシーズンは日本には向いてない。反対にカリフォルニアのような湿度の低い場所で走った時に「風からカラダを守ってくれて、本当に快適だなぁ」と思いました。10年ほど前にEXILEが着たことでアディダスのブラック/ゴールドのジャージが売れたこともありましたが、最近はジャージを着ることも無くなりました。そんなときに、「コレはいいんじゃない!?」と思ったのが、ミズノのドライエアロフロージャケット。とあるスポーツ店で偶然見つけて試着すると、本当に快適。このテクノロジーは、汗の膜が生地の通気性を低下させ、衣服内の温度上昇やべたつき感などの原因となっていることに着目し開発された素材を基にしています。汗の膜ができにくいドライエアロフローを採用したアパレルは優れた通気性を保つため、身体の放熱性を高め、運動パフォーマンスと快適性をキープすることができるのです。最初はランニングのときに着て、通気性の高さと汗の引きの早さを体感しましたが、ブラックを基調としたカラーリング&ベーシックながら存在感のあるデザインは、街着としても最適だと思い、最近は普段着としてもヘビーローテーションで着ています。この着心地の良さと気軽さは、ジャージがハレの1着だった地方の高校生時代を思い出させてくれます。
汗の膜ができにくい、通気性の高いドライエアロフローテクノロジーの素材にスタイリッシュなプリントをミックス。過度にスポーティなテイストではないので、街で着てもOKかと。
GWに帰省した際に見つけた、高校生時代に着ていたミズノのスーパースター。40年以上前に着ていたものなのに、いまだに着れるという耐久性の凄さはあっぱれ。
当時の中高生の憧れだったSuper Starのロゴとグラデーションライン。1学年上のやんちゃな先輩がグラデーションラインのことをグラジュエーションラインと言ってて、「それじゃ卒業だよ…」と笑いをこらえていたのを思い出します。
スーパースターの機能的特徴といえば、この裏地構造。この着心地のよさを理由にアディダスのADS4Fやアシックスのパウの1mmラインから買い替える人が多かったです。
中学2年の時に買ったADS4F。当時としてはかなり高価だったので、買ってもらったときはホント嬉しかったです。大卒の平均初任給が10万9000円くらいのときに9900円もしたので、両親には感謝しかありません。
ADS4Fのトレフォイルは胸の位置ですが、高級版となるADS3Fのほうは左裾でした。
アディダスのエナメルのスポーツバッグも実家にありました。これも40年以上前のものですが、特に劣化はなく、今も普通に使えそうです。