こんにちは!
展示のご紹介です!
愛媛県宇和島市を拠点に活動する作家、大竹笙子の初個展となる”Roll on Day Day”を開催いたします。本個展ではかねてより彼女が創作活動を進めていた版画を用いた作品をお披露目いたします。
皆さんの中で版画のイメージはどのようなものでしょうか、大人になってからは少し遠いものになっていたかと思います。しかし学生時代に誰もが握ったことのある彫刻刀、ローラーを用いた作品にはどこか懐かしさや親近感がわいてくると思います。
力強い作品、ユニークなモチーフに版画の新しい姿を感じつつどこか懐かしさを感じてもらえる素晴らしい展示になっています。
皆様のご来場心よりお待ちしております。
staff Haruchika
以下詳細です。
2022/4/29 fri-5/14 sat
at SALT AND PEPPER 3F
Open:Weekday 12:00-20:00
Sat&Holiday 11:00-18:00
Close Sun&Mon
※29Friのみ16:00-20:00となります。
私の記憶が正しければ、幼稚園最後の誕生月に将来の夢を発表しなければいけなかった。
私の記憶が正しければ、私は「絵描き」と言った。
絵描きと言った直後、無性に恥ずかしくなり、
二度と言うまいと思った感情が今でもはっきりと残っている。
しかしあの時からおそらくその絵描きはずっと心の中に潜んでいて、
自意識を越えたところで痺れを切らし始めた。
先祖への冥土の土産話として、
” 私も作る人生でした ”と言える人生にしたい。
そんなことを思いながら、有限の時間の中で、
絶望と愉悦を繰り返しつつ、
ローラーを転がすことしか今の自分にできることはない。
<プロフィール>
大竹笙子 Shoko Otake
1993年生まれ。2017年ロンドン芸術大学卒業。
日常の会話や目にした情景を、版画やドローイングなど様々な技法を用いて具現化する。
本の挿画やファッションのテキスタイルにも作品を提供。
作品集に『DUMBBELL KUMBBELLⅠ,Ⅱ,Ⅲ』がある。