コンセプチュアル・アートの騎手、ローレンス・ウィナーは1960年代から自身の芸術を「INFORMATION」と呼び言語や記号が連想させる想像力に焦点を当てた作品を数多く制作した作家だ。
タイプグラフィーや言葉が様々な形でギャラリー空間に配されて見るものによってその言葉や記号などから思い描くもの連想するものは違うのだがそれこそが全てウィナーの作品ということなのだろう。
ウィナーはコンセプチュアル・アートの中心的な存在のアーティストだったが12月2日に79歳で他界してしまった。
12月24日までFeb gallery Tokyoで開催されているWINTER ART MARKETではギャラリー360°からウィナーのポスターとタイルが、twelvebooksからはポスターが出品されていてウィナーを偲んでお買い上げいただいた方もいたのでここでも紹介しておきます!
Feb gallery Tokyo 月火休み。11:00~18:00まで営業。
MIND THE STEPと刻まれたタイルは2018年のオランダの美術館のミュージアムショップをドイツの出版社が担当することになったオープン記念に作られたもの。¥22,000
1996年に制作された50部限定の版画作品。
1996年の展覧会の際に制作された展覧会の案内状はウィナー自身が制作して日本語と英語の併記されたイメージをご本人も大変に気に入っていたのだそうです。
今を大事に、そしてそれから、、というウィナーのメッセージが込められている。¥150,000
ニューヨークのDIA CENTER FOR THE ARTSにて1991年の4月から1992年の2月まで開催されたウィナーの展覧会「DISPLACEMENT」のポスター。
ポスターだけど言葉や形の配置なんかがウィナー独特でセンスだ。¥56,000