BLOG - 小林孝行(flotsam books オーナー)

今日のお客さん 2021.10.20.

今日のお客さん。
まあ、その日中にアップ出来てないからタイトル的には昨日のお客さんがピッタリだな。
って今更ながらに気がついたりした。
昔、伊集院光さんがラジオで古い昭和っぽいバッティングセンターを形容するのに
「昨日のバッティングセンター」
って言ってたのがなんとも忘れられなくて。
昨日のお客さん。
って言っちゃうと、日付もわからなくなった遠い過去のお客さんな感じがしないでもない。
さっき、ツイッターに書こうと思ったら140文字じゃ収まりきらなくなって、書くのを諦めたんだけど、このブログだったら誰も読んでないし、バズることもないし、いくら書いても怒られないのでこのブログに書こうと思った。
きっかけはあるnoteの記事。

https://note.com/yriica/n/n9a69dcecaaa3

良いこと書いてるし、参考になるから暇な人は俺のクソ文を読むよりは絶対に参考になると思う。
まあ、インフルエンサー的な何かになりたい人なら今よりはちょっとはマシになるんじゃないかな。
とも思う。
言ってることも間違ってないし。
俺が思ってるのは。
全然違うところで。
いわゆるアーティストを名乗ってる人がこういうのを真似にしないほうがいいんじゃないかなってこと。
クリエイターって人は俺の感覚だとコマーシャルな人が多いから参考にしたら良いと思う。
俺の中の一つの基準としてクライアントがいる人はアーティストじゃない(場合もある)。
頼まれ仕事は全部コマーシャルワークじゃないかなと(思うこともある)。
自分の中から生まれ出るものに躊躇のない人。
作らないではいられない人。
生み出さないではいられない人。
そういう人こそアーティストなんじゃなかろうかと。
そういった意味では、誰かに頼まれて。
何かを委ねられて作ってる人たちの多いこと。
もちろんそれは必要だし、大切だし、リスペクトもしてるけども。
どこかのクライアントに合わせて作品作ってる時点でそれはアーティストとはちょっと違うんじゃないかな。
と思わないでもない。
まあ、それはさておき。
自称なりともアーティストな人たちは。
この記事にあるような客が求めてるようなものを意識しないで欲しい。
そんな予定調和な作品が見たいのか?
期待なんていつだって良くも悪くも裏切るべきでしょ。
他人の期待なんて知ったことじゃないだろ。
自分が作り出すものってのは、やっぱ自信と同じくらい不安があるとは思う。
でも、その不安の一端を手放して。
自分の外に根拠を求めるのは悪手だと思う。
変にデータを意識したり、迷ってるから手軽にSNSでアンケートとってみるとか。
そんな必要ないじゃん。
誰かに迎合する必要なんて全然ない。
自分でフォローして作った自分のSNSのタイムラインでさえ、AIに好き勝手忖度されてこういうの好きなんでしょ?こういうの望んでるんでしょ?つって並び替えられて。
SNSの発言にさえ空気読んで口をつぐんだり。
いったい何が残ってんだ?
自分の物差しを他人に合わせて何が作り出せるんだ?
万人に喜ばれるもの作るのがいいのか?
自分を構成する大切な要素。
自分の視点。
自分の考え方。
自分の物差し。
自分の価値観。
その他諸々。
どれひとつとして、他人に迎合しちゃダメだと思う。
他人の意見なんて一切聞かなくて良いと思う。
まずは自分を引き受けろよ。
とか、中学2年生みたいに熱く思ってたら。
中年の熱さ、痛々しい。
ってなった。
長々とダラダラ書いたから読み直さないでおこう。
多分、色々と間違ってる気もするし。
読み直したら消したくなるし。
こういうのは間違って、恥かいて、修正していきゃいいと思う。
そして今日は。
休みだから誰も来ない。
ただ、これから約束があって人と会う。
昨日のお客さんはこんな人たちでした。

Photo by うつゆみこ

名前: miki(23才)/ Rio(23才)
職業: 販売員/アパレル
今日のファッション: あったかい服/ モノクロ 迷彩
Instagram: @0___5___3_ @riooou
目標: 
宣伝/告知: 

Photo by うつゆみこ

名前: 木原倫太郎(21才)
職業: FOME
今日のファッション: SUSANのニット
Instagram: @rin__fm
目標: 良い店を作りたいです。
宣伝/告知: 

Photo by うつゆみこ

名前: 佐々木昴聖(22才)
職業: 服屋
今日のファッション: ブレスのデニム
Instagram: @kosei_fm
目標: 今年こそスノボに行きたい。
宣伝/告知: 「FOME」チェックお願いします!

Photo by うつゆみこ

名前: 小川(30才)
職業: 服屋
今日のファッション: 
Instagram: @yoasa_jp
目標: 
宣伝/告知: 
※顔を隠してるのが小川くんで隣は俺です。

Photo by うつゆみこ

名前: 白岩頼育(21才)
職業: 学生
今日のファッション: スケートしないのにスケーターファッション
Instagram: @shiraikus
目標: 古道具屋を創る!!
宣伝/告知: 特になし!!

そんなこんなで一昨日来てくれたお客さん。
mikiさんとRioさんはアパレルで働いてるらしい。友達に聞いてウチのお店にわざわざ来てくれた。
まあわざわざ来るほどの店でもないけどね。とか思いつつも嬉しいもんだ。
アパレル関係はコロナでの打撃もあって色々大変なんだろうなあと思ったけど、何がどう大変なのか俺には全然わからないので話を膨らませられなかった。
倫太郎くんと昴聖くんは20歳そこそこで大阪で「FOME」っていうかっこいいショップを始めた若者。
オープン記念にスーザン・チャンチオロにタペストリーを作ってもらったとか、21,22とは思えないセンス。昴聖くんは前に俺が河野富広さんのアトリエでポップアップに参加してた時に俺に企画書を渡すためだけに大阪から来てくれたりした行動力も印象に残ってる。
他人と違うこととか思いがけない意外なことをやるんじゃなくて、誰でも思いつくことを普通にやるってのが一番大切だってのをこの歳で知ってるなんて今後が楽しみすぎる若者だなあ。
小川くんはyo-asaのデザイナー。もう何年前になるかわかんないけど、yo-asaの展示会にpop-up store的に呼んでもらったのが出会い。その頃まだ20代前半だったと思う。長畑くんともそこで初めて会ったなあ。SNSでのクレーム的なものに、毅然と「自分が責任を持って検品しているのでそういう不備はありえない。」的なことを答えてて、この人は本当に自分が作ってるものに自信を持ってるんだなと思って改めて尊敬したのも覚えている。奇抜な服は一点もないと思うけどずっと長く付き合える服を作ってるデザイナーというよりテーラーといったほうが近いかも。開店祝いにトートバッグを貰ってずーっと使ってるが全然くたびれることを知らない。本当に質が高い。
白岩くんは閉店間際に来てくれた若者。職場と自宅の中間点くらいにウチの店があって、ギリギリだけど寄ってくれたらしい。現在学生だけど諸々やりたいことがあるらしい。もう直ぐに始めたほうが良いって話を少しするなど。アイデアとかも面白かったので他の誰かが似たようなことをダサい感じで始めちゃう前にやった方が良いんじゃないの?とも思った。
そんなこんなで若者がたくさん来てくれた。
俺も負けないように頑張ろうって思った。

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