現代アートをギャラリーの値段で最初にギャラリーから買うことをプライマリーセールで買うと言います。
そして作品をオークションに出すなどするとギャラリー以外で値段がつくのでセカンダリーセールとなる。
アートの世界ではプライマリーで買うかセカンダリーで買うかは重要なことでコレクターもギャラリーから買うことにこだわる人もいればセカンダリーマーケットで色々と好きな作品を探す人もいるのです。
ARTRANDOMで現代アートのプライマリーセールの作品が買えるというコーナーのART FOR SALE。
現代アートのギャラリーの協力で毎月更新するこのコーナー、7月は小山登美夫ギャラリーの人気アーティスト福井篤の作品が登場しました。
個人的にとても好きなアーティストでとにかく色使いが美しい。
今回出展してくださった絵画作品も森が水面に反射して輝くような幻想的な風景画。
彼の作品は寓話の世界的な作品もあればリアルなものや人の断片的なのもあって世界観が幅広い。
木の上を駆ける人や巨大なクリスタルの山、不思議な星の形の物体が浮かぶ寓話の世界のような景色、小さな生き物やキノコの世界、静かな中に佇む人物画。
様々な世界を描くけれどそれらを描くテクニックや色使いが素晴らしく魅了されるのです。
2001年に奈良美智キュレーションによるグループ展「morning glory」に出展して以来、精力的に個展を開催してきたけど今は山梨に拠点を構えているというから大自然のイメージは周りの環境から感じているのかもしれないなんて勝手に推測してしまいます。
しかし、彼の作品はドイツのオルブリヒト・コレクションやスイスのジャピゴッツィコレクション、高橋コレクション、国際交流基金などに収蔵されていて国内外で非常に評価されているのです。