こんにちは。
staff Haruchikaです。
先日お客様に ”ZINEの定義ってなんですか?”
そんな質問を頂きました。
ネットで調べたりなんかすると内容はもちろんプリントから製本、とにかくすべてを” 個人で制作した冊子”みたいなことが出てきます。
歴史的にはそこそこの長さがありますが、世間にZINEの存在が認知されるほど流行したのは、90年代のスケーター達が自身の新たな表現方法として写真やイラストを冊子にしたのがきっかけだといいます。
生まれについては諸説あるようですがぼくが好きで信じているのは、ポートランドに旅行で行ったときに出会ったお話です。
ある男性の車が故障、自分で試行錯誤しながら修理をしました。専門的な知識などなくすぐに治せるはずもなく何日もかけて、
修理が完了したときには愛する車が治った喜びと自分の手で治せたという喜びはひとしおで
テンションが上がりきってる男性は我流でたどり着いた修理の手順をその辺にあった紙にしるし、本のように閉じて近くの工具屋さんに店主の断りもなく置き、共有できるようにしたと、
それを見た近所の人々が車やらバイクやら水道やらの修理の方法を自分の知識をしたためた本をこぞって置き始めた。
それがいつのまにか写真やドローウィングなど自己表現のアイテムになっていった、、、
本当の話か分かりませんし脚色されているような気もしますが、
なんだか現存するZINEのイメージとはかけ離れたエピソードですし、ほっこりするんで個人的に好きです。笑
話は最初に戻りますがZINEの定義 “個人で制作した冊子”
最近は大きな出版社から販売されているものも多く、それってZINEじゃないよねって声を耳にすることが多々ありますが個人的には定義は個々人で決めたらいいと思うので作者がZINEだといえばZINEだし受け取る側がZINEだと思えばZINEてことでいいと思います。
SALT AND PEPPERには700冊ほどのZINEがあります。まずはシンプルに難しいこと考えず、よくわからないけどなんとなく好きな一冊を見つけてもらえたら嬉しいです。
お待ちしてます!!