こんにちは。
一昨日見た映画”SOUND OF METAL 聞こえるということ”の衝撃から抜け出せないStaff Haruchikaです。
題名、メインヴィジュアルから受ける、想像の正反対の展開になっていく同映画、俗に言うミスリードというやつでしょうか。映画を見ていて耳にこんなにも神経を集中したのは初めてで、
早くも僕の中の今年一押しの映画となりそうな予感ですが、
前情報はなるべくないほうが楽しめる映画だと思いますのでこの話はこれくらいにして、、、
来週頭ころより店頭に並ぶ写真集から一冊ご紹介!
フォトグラファーShono Inoueの初の写真集、Õ
こちらは前述の映画のような裏切り、ミスリードなどなく温かい情景や空気を写真、やさしい手触りの装丁から感じ取ることができます。
作者が1人の老紳士と共に過ごした日々をパリを舞台に捉えた作品
本書では老紳士と彼との緩やかな間を静かに掬い上げていて、詩的に紡がれている映像からは、見るものに普遍的で慕わしい記憶を呼び起こさせる。題名のõ(オン)とは発声記号で写真群の掴みどころは無いが、連続して保たれている通奏低音を表している。
冒頭に添えられた詩は作者の友人である米山ミサがこの本の為に執筆しており、物語の語り手として花を添えた。
柔らかで馴染み深い手触りである装丁がこれら要素を温かく内包する。
店舗へお越しの際はぜひお手に取って頂きたい一冊です。
追伸 ”SOUND OF METAL”イヤホン推奨です!!