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BLOG - 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)

OLD JOEの髙木さん。

こんにちは。渋谷と代官山で眼鏡店を2店舗と、7つの海外ブランドの日本総代理店をやっているグローブスペックスの岡田です。

新しくここでブログを連載する事になりましたので、よろしくお願いします。メガネの面白い話しもご紹介しようと思っていますが、それ以外にファッション、人、美味しい店、海外での活動など、自分が面白いと思ったり、今イケてると感じたことなど、色々と書いていってみようと思っています。

初回はOLD JOEのデザイナー、髙木雄介さんについてです。初めてOLD JOEに関心を持ったのは2016年の秋冬カタログを見た際のことでした。

 

 

長谷川昭雄さんがスタイリングを手掛け、おそらくベルリンの非常にインダストリアルな雰囲気の中で、70年代のフェラーリをも写真に取り入れた世界観全体がとてつもなく格好の良い内容になっていて強い関心を持ちました!もちろんその中の幾つかのアイテムにも非常に興味を持ったこともその理由です。その時から神泉にあるフラッグシップのお店に立ち寄るようになりました。

 

 

お店のアンティーク什器やさりげなく飾ってあるアートブックや雑貨など、店内のどこを見てもオーナーの並々ならぬ拘りとセンスを感じるお店です。

 

 

 

一昨年くらいから展示会にも誘って頂き、伺うようになったのですが、そこで初めてデザイナーである髙木さんにお会いしました。てっきりそれまで商品の作り込みや店の渋い拘り、置いてある本から垣間見える見識の広さなどから、50代以上のベテランの方を勝手にイメージしていました。

初めて会った髙木さんは想像していたよりはるかに若く(ご本人が実年齢よりも若く見える事もありますが)かなり驚きました。今年40歳になられますが、もう10年近くOLD JOEをやられており、その前にパタンナーの経験も積まれているので年齢以上に豊富な経験をお持ちの方でした。

 

 

髙木さんはヴィンテージが非常に好きで非常に詳しく、服の作り込みにもクラシックなディテールを盛り込んでいます。既に買ったOLD JOEの服も後から拘ったディテールに気付いてまた嬉しくなったり、生地から作り込むことが多いそうなので、非常に味のある風合いを長く楽しめる服だと思います。それらの点も私がOLD JOEのファンである理由です。

髙木さんもグローブスペックスで扱っているアンティークの眼鏡コレクションをとても気に入ってくれており、後から知ったのですがもう10年ほど前からウチで眼鏡を買ってくれていました。

 

雑誌『オーシャンズ』対談ページにて。

 

そんな関係があり、昨年ぐらいより髙木さんとも良く話すようになりました。展示会の都度伺って新しい作品を見てきましたが、今季の春夏物のスーツで見落としていたアイテムがありました。おそらく展示会ではごく普通のダブルのスーツに見えていたのだと思いますが、ごく最近に髙木さんの紹介で来店された金沢のOLD JOEのオーナーの方がそのスーツを格好良く着られているのを見て、「あ、このスーツは完全に見落としていた!」と気付きました。

その後に神泉のOLD JOEのお店に伺いましたが既に自分のサイズは完売していました。諦めようかと思っていましたが、パタンナーでもあった髙木さんにサイズが上のジャケットを「岡田さんのサイズに直しましょうか?」と提案され、テイラーのように採寸して貰いました。

 

待つこと10日ほどで出来上がってきました。

 

幸いパンツは自分に丁度良いサイズが未だ在りました。こんな風にジャケットを仕立てて貰ったのは初めてでしたが、仕上がってきたジャケットは自分にピッタリのサイズです!

 

また自分が好きなブランドのデザイナー自身にジャケットのサイズを仕立てて貰えるとは何とも嬉しいスペシャル仕様になりました。このスーツ、長く大事に着させて貰います。

 

こんな服好きの私と、ヴィンテージの眼鏡もお好きな髙木さんとの仲なので、今来季に向けてコラボのアイウェアコレクションを話し合い始めています。テイストも合っているのでたぶんとても良いコレクションが仕上がると思います。皆さん、お楽しみに!

 

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