CLOSE
BLOG - 岡田哲哉(グローブスペックス 代表)

Lesca Lunetierの細ビンテージがついに到着しました。

10年近く前、初めてフランス・ジュラ地方にある「Lesca Lunetier」のビンテージメガネの蔵に行きました。最初に目に付いたのは太さがあって力強く、フレンチビンテージらしいクラウンパントゥやラウンドパントゥといったモデルでした。特にクラウンパントゥは映画監督スパイク・リーがずっと愛用しているスタイルとしても有名です。その柔らかく知的なレンズのフォルムと鋭角的で力強いフレームの組み合わせに一目惚れしました。1920年代くらいにフランスで生まれ、フランスを代表するスタイルなのに、なぜか「グローブスペックス」が紹介するまで、日本ではあまり知られていなかったこともあって、一気に人気のスタイルとなりました。今ではたくさんの日本のブランドでも取り入れるスタイルとなり、クラウンパントゥは日本でも通じる言葉になりました。

昨年の秋、NHKの番組「世界はほしいモノにあふれてる」の収録も兼ねて、再びフレンチビンテージの郷であるジュラ地方に行きました。新しくオープンする京都店のためのビンテージも見つけたかったのです。番組内で紹介されていたのはこのモデルです。

この蔵には何回か行きましたが、日本人には難しいビンテージも多く、意外に良いものを選ぶのに苦労することもあります。今回、最初に目に付いた太いクラウンパントゥやラウンドパントゥに対して、今まであまり目を付けていなかった細身のビンテージにもいろいろなバリエーションがあることが分かりました。蔵で発掘した時はまだこんな状態でした。

ビンテージはすでに組み上がっているものもあれば、まだパーツ状態で金具など取り付けないと使えないものもあり、いずれにしても研磨や調整など熟練した職人さんの作業があってこそ安心して掛けられる品質になるんです。

そのため到着までに時間が掛かるのですが、ついに細ビンテージが到着しました! 私が番組内で掛けていたモデルの色違いにはこんなきれいなブラウンもあります。

クラウンパントゥも細身になると表情や面構えが変わります。今までのビンテージにあった頑固そうで力強い表情とは異なり、繊細でナイーブさが漂います。

今ウチのインスタで行っているキャンペーンで掛けたこのモデルもバリエーション違いでこんなに美しいハニーブラウンのようなハバナ色もあります。

ビンテージクリアの細身タイプ。薄いピンクは意外に掛けやすいカラーです。

女性用のキャットアイも魅力的なモデルを発掘できました。

あと一点お知らせです。来週4月16日にオープンを予定していた「グローブスペックス京都店」ですが、新型コロナウイルスの影響から施設全体が開業延期となり、現在のところ5月21日(木)オープンを予定しています。「オープンしたらすぐに行ってみたい」「オープニング記念限定モデルは並んででも買いたい」など多くの声を頂いていましたが、この様な状況下ですので今しばらくお待ち下さい。

皆さん、安全に最大限気を付けて、協力してこの新型コロナウイルスを終息に向かわせ、平和で楽しい世界を取り戻していきましょう!

UPDATE BLOG

ブログトップもっと見る