BLOG - SALT AND PEPPER

楽しみ方、おしえます

こんにちは。

最近家にいる時間が増えた方も多いと思います。今まで意識することの少なかったおうち時間、皆さんどうお過ごしでしょうか。

 

今回は、せっかく増えたおうち時間をより楽しく有意義に過ごせるかも?なアイデアをこっそりお伝えします。(だいたい見当はつく、とか言ってはいけませんよ)

 

それは、ズバリ、、、

本を、本を読むことです〜!(やっぱり)

 

時間が有り余って仕方ない

そんな方はぜひ本を読んでください!笑

 

最後に本を手にしたのはいつでしょう。思い出せますか?(一年前とか言われたらどうしよう…ドキドキ)

私は職業柄毎日何かしらの本に触れていますが、インターネットでなんでも検索できるこの時代になぜ「本」にこだわるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも!私はモノである、「本」が大好きです。

めくるのも楽しいし、いつ、どこでも、何度だって見返せるからです。

 

だから、みなさんにも心が潤う本をぜひ見つけて読んでいただきたいのです。

疲れたなあと思った時に開きたくなるような本があると、お家でもとても有意義な時間を過ごせますよ〜!

 

というわけで!

今回はドイツのライプツィヒを拠点とする

SPECTOR BOOKSから30冊を超える本を入荷しましたので、そのうちの2冊の本を紹介したいと思います。

そして写真集やアートブックをあまり手にしたことがないという方へ、アートブックを楽しく見るコツ?もお伝えしたいと思います。

 

最初はこちら💁‍♀️

“BURE”

(ou la vie dans les bois または森の中での生活)

こちらは、フランスのグランテスト地域、ムーズ県にある小さなコミューンを高放射性核廃棄物の永久処分場とすることへ反対した人々が

森に集い、一時的な家とすることで抗議した様子を

ドイツ出身でフランスに住むフォトグラファー ユルゲンネフガーが(2018年2月にキャンプが解散するまで)記録した写真集です。

 

一見すると勝ち目のないようにも思える少数の個人の抵抗ですが、これらの写真を見る限り、個々の「ノー」というその意思は確固たるものであったことがうかがえます。

写真集は全ページが袋とじになっており、そのなかには1849年に発表されたヘンリーデビッドソローの「市民の不服従の義務」に関するテキストが掲載されています。

袋とじはどんな内容でもワクワクしちゃいますよね。

こういった背景で撮影された写真であると知ると、はじめはただの古屋に見えたぎこちない手作りの家たちも、「ノー」という意志の象徴として美しくも思えてきます。

 

 

アートブックを楽しく見るポイント①

その写真集なり、アートブックがなぜ編集されたのか、その背景について知る。(さらに興味がわいたら自分でも調べてみる)

これはごく当たり前のようではありますが、写真やアートの見方が変わるので大切なことです。難しく考えず、ふーんと「知る」行為そのものを楽むだけでOK!

 

本を読むとその本を幹として、どんどん枝葉が広がるように知識がつきます。どの枝を残して育てるのかは人それぞれです。

そうしてじっくり育てた枝には美しい花が咲くかもしれません。たのしみましょう〜。

 

 

お次に紹介するのはこちら。

“365 Days of Invisible Work”

 



こちらの本は、2009年にアムステルダムのMarc Roig BlesaRogier Delfos によって開始されたWerker Magazine シリーズの第3版。Werker Magazine は写真と労働に関する多面的なプロジェクトであり、その出発点は、1920年代にドイツで登場したアマチュア写真家協会のグループがおこなった労働者写真運動にあります。

この365 Days of Invisible Work Domestic Worker Photographer Network によって集められた365個の画像が掲載されています。 これらの写真は、庭師、家事労働者、母親、芸術家など、現代のアマチュア写真家の目を通して見たもので、国内の仕事と自宅での仕事について批判的な見方が表れています。 写真の前のページにはそれぞれ撮影者のコメントが書かれています(ないものもあります)


と、ここまですこし固い説明になってしまいましたが、 この本は簡単にいうと日めくりカレンダーのようにすべてのページにミシン目が入っている、珍しいかたちの本です。

アートブックを楽しく見るポイント②

制作者の思い、見た景色、生活を想像する。

 

例えばこの本ですと、さまざまな職業につく人が撮った写真が使用されているわけですが、この撮影者について想像してみるわけです。

写真に猫のイラストを描くってことは相当な猫好きだろうなぁとか、そんなことでもよいのです。

つらつらと想像してその人の暮らし、生活まで考えていると、時間をあっという間に感じてしまうかもしれませんよ〜

 

長くなりましたがいかがでしたでしょうか。

未知の世界を知るにぴったりな本がSALT AND PEPPER にはたくさんあります。インスタグラムでも毎日、本の紹介をしていますので要チェックです〜!

本はWEBショップでも販売しておりますので、気になったものがあればこちらもぜひ。

 

充実した毎日を過ごせますように。

Staff Nanako Toriya

 

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