
さよなら2025。こんにちは2026。
最近は井上陽水の「ダンスはうまく踊れない」を聴き続けていますが、一度もダンスが上手く踊れたことがない私が、この曲を聞いているだけでダンスが踊れそうになるような少し自信がつくのは不思議です(気のせい)。
と言いつつ、荒井由美の「花紀行」もヘビロテです。こんな詩が書けたら。感情の機微や情緒の奥行きを歌にすることができたら、と思い、文章を書く研鑽を重ねていますが、いつどこでそれは披露すれば良いのでしょうか。
さて、新年のご挨拶。
今年の11月に我々メディアサーフは20周年。2007年の世田谷区池尻の小さな一室で始まったストーリーは紆余曲折を経て、このまま何もなければ、あと、10ヶ月程で20年続きそうです。色々とありました。楽しいことも、そうでないことも。明るい舞台に立つことも、暗闇の中を彷徨うことも。
我々にとってのこの20年は人生そのものでもあり、言い換えるとするならば、この組織はある種の学校だったのかもしれません。そしてやっと今、ハタチになって、一人前の大人になれそうです(?)。
今年は「フォーカス」をテーマに、限られた人生の中で仕事と生活の時間だったり、異なる世代や、文化、国境や社会慣習や数字。やっぱり、文化。美意識、人間性など縦横無尽に行き来しながら、考えて、新しいチャレンジをして行こうと思います。
今年はいくつかお手伝いしている新しい場所も開きます。
規模と経済の論理からなるべく逆方向に向いて、なるべく急いで、なるべくバレないように密かに、でも確実に歩を進めようと始まったこの旅路は、思いの外、そういった原理原則に近づいてゆく行為だったのかもしれません。メビウスの帯やエッシャーの騙し絵よろしく。
しかし、経済性と合理性だけで説明がつかないような人間性、荒さ、不均一さや、無駄な感じこそが、社会の新しい光になるのではなかろうか、という漠然とした信仰を今までとは異なる形で表現することができたなら。この、中年になって、まだこんな青白いことを言っているのか、と言われそうですが、中年になって、少しだけ経験を重ねたからこそ、声を大にして言いたいことでもあるわけです。
そんなことを考えながら、フォーカスして、実現していく年に2026はしてゆこうと思います。
極寒のストックホルムより愛を込めて