◎11/18(火)本日の支出計4,966円
・北海道内 片道JR特急券 4,080円
・取材先までの往復電車代 716円
・コンビニでパン 170円
ラジオから今年初めてのクリスマスソングが聴こえてきた。と言いつつ、11月に入ってから流れてはいたのかもしれないが、自分が聴いたのは今年初めてだった。取材先へ向かうまでに街中を覗くと、もうすっかりクリスマスムードになっていた。何度も開く扉から漏れ聞こえてくるクリスマスソングに、電飾で彩られた木々など。クリスマス装飾をする習慣がないため、なんだか自分だけ取り残されたような気持ちになる。でも、浮き足立っているように見える街の様子は好きである。
取材からの帰り道、どんよりとした低い雲からポツポツと雨が降っていた。まるで雪でも降りそうな雲だったが、この気温で雪が降るわけがない。うっすらと濡れたアスファルトから雨の匂いが漂ってきて、心地よい。昼頃にニュース映像で見た青森や札幌、夕張などで積雪する様子に、いよいよ冬がきたなと感じ入る。
図書館で長年毎月愛読している『本の雑誌』12月号を読んでいると、新連載が始まっていた。題して「大衆酒場で地方紙を」。しかも初回で「1紙目」として取り上げられていたのは「日刊宗谷」(宗谷新聞社発行、本社北海道稚内市)だった。渋すぎる。こういう連載が読みたかったんだよ、本の雑誌さま。よくぞ始めてくれた。この連載でしか紹介されないであろう個性的な地方紙がこれから載り続けると考えるとワクワクが止まらない。日本新聞協会に加盟していない知られざる地方紙はかなりあるはずなので、どんなものが登場するのか楽しみだ。「大衆酒場で」とある通り、町自体の様子も描写されており、新聞内容だけに言及していないところが非常にいい。やっぱり本の雑誌は最高である。
◎いま読んでいる本・雑誌
・わたしと服(と身体)(佐々木ののか/自費出版)