恥ずかしい話だが、耳がだいぶ遠くなった。加齢によるものもあるだろうが、若い頃大音量で音楽を聴いたり、クラブで遊んだりしたのも原因のひとつかもしれない。ちょっとしたいざこざで鼓膜を破ったことも数回ある。社内会議ではスタッフみんなにすこし声量を上げてもらうように頼めるのであるが、打ち合わせとなるとそうもいかない。もう本当に何をしゃべっているのかわからない、いわゆる健常者でも聴き取りに苦労する声の小さい人もいる。本当に困る。
最近はレストランのウエイトスタッフにも声の小さい人がいて、説明がまったくわからないことがある。まるで外国語で話しかけられたように、なんとなくニュアンスで適当に合わせるしかない。こういうことが続くと認知症に進む可能性もあるというから気をつけなくてはならない。幸い補聴器をつけるほどでない。これ以上悪化しないように気をつけよう。
今日は9月1日。防災の日だ。これに合わせて見逃していた「福田村事件」をU-NEXTで見ようとトライしているのだが、セリフのほとんどがもごもごしていて聞き取れない。家のテレビなのであまり音量をあげるわけにはいかないしなあ。他の動画配信サービスだと、日本語字幕がついているのもあるので邦画も字幕で楽しむのが常だ。しかしU-NEXTには日本語字幕のない邦画が多い。
そういえば以前、テレビの音がよく聞き取れるというスピーカーを買ったことがある。試用期間があるというので軽くポチッとした。しかし好きな音質ではないし、自分にはあまり聴き取りやすいとは思えなかったのですぐに返品した。
こういうある種のフレイルに対する商品開発というのがこれから伸びる分野だろうなとなんとなく思う。年寄り増えてるし。
「エロ」がイノベーションを促すというのは聴いたことはあるが、今後は「老い」がイノベーションを後押しするのだろうな。