5月30日発売のトレイルランニング専門誌「RUN+TRAIL Vol.72」にて、UTMF黎明期をテーマとした座談会に参加させていただきました。
第一回UTMFで5位の山屋さん、9位の磯さん、STYに出たRun boys! Run girls!の桑原慶さん、そして同じくSTYを走ったぼく。
さてさて、シングルフィニッシャーの山屋さんと磯さん、東京初のトレイルランニングショップを立ち上げた桑原慶さんはともかく、なんでぼく?と思わないでもない。トップランナーでもないし、ただただトレイルランニングを愛好していたしがないイチ市民ランナー。
ひとつ思い当たるのは、MOUNTAIN MARTIAL ARTSというブランドを通じて、トレイルランニングの楽しさを発信していたこと。
ぼくがトレイルランニングを始めた2010年。まだまだトレイルランニングの認知度は高くはなかった。でも、運動歴がないぼくがはまってしまうほど、トレイルランニングは魅力に溢れていたし、海外での人気も高まりつつあった。
これは面白い!もっと多くの人たちに知って欲しい!
自分がよいと思った、まだ知られていないものを広げる。MOUNTAIN MARTIAL ARTSを立ち上げた理由のひとつにそうした気持ちがあった。
これって、ぼくが勤めていた頃のセレクトショップみたい。トレイルランニングがぼくの中にあるセレクトショップ魂に火をつけたのかも。
本題に戻ると、座談会はとても楽しい時間を過ごすことができた。
もう10年以上前の話なのに、あの時の高揚感は今でも忘れられない。UTMBでトレイルランニングを知ったぼくらにとって、海外に行かなければ経験できなかった100マイルレースが日本で開催される。しかもUTMBの姉妹レースとして。夢が現実にぐっと近づいた瞬間だった。
当時は知らなかった山屋さんと磯さんのUTMFへの意気込み。ぼくとは別の文脈でトレイルランニングを始めた桑原慶さん。競技とカルチャーが境なく絡み合ったUTMFは、ひとつのレースが始まったというだけではなく、間違いなく日本のトレイルランニングシーンのおけるエポックメイキングな出来事だった。
思い返せば、トレイルランニングの持つ魅力に加えて、当時のトレイルランニングに関わる人たちが熱く、魅力的だった。その熱にぼくらは惹かれ、ヒートアップしていった。
当時の雰囲気が少しでも伝わればうれしく思います。名称は変わりましたが、この大会に今でも関われていることに感謝です。
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