BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

カヌレ

 なんだかんだ言いながら、結局パタゴニアいってしまった(前回参照)。そして嬉しげに羽織って厳冬の旭川へ。これもイメージ先行で「厳」を使うほど寒くはなかった。やはりこの文字にはマイナス10度以下が相応しい。

 お世話になったのは美瑛町にあるネペンテスの宿舎、といっていいのか難しいが、まあその施設である。この施設のことやおもてなしについて書き始めると長くなるし、書く許可もいただいてないのでここでは割愛。しかし清水さんのホスピタリティに感謝しかない。

 一緒に行ったのは学生時代からの友人であるSくんと鈴木兄弟(兄はEG、弟はts(s))。目的は最近ハマっているスキーである。彼らはなにせマイ板、マイブーツを買うくらいだから気合いが違う。

 もちろんウェアも自前。ぼく以外、全員全身ブラック。スキー場って遠くから人を識別しなくてはならないのにまったく目立たない。誰がどこにいるのかわからないし、なんならヘルメットにゴーグルだから、目の前にいてもわからない。

 スキーの技量たるや、自分も含め推して知るべし。何をやらせても我々は永遠の初級者なのである。それでもなんだか楽しい。

 お世話になったのはキャンモアスキービレッジ。ここはローカル色の強いこぢんまりとした施設で、インバウンドの攻撃をまだあまり受けてない穴場的なスキー場だ。特筆すべきはここの食堂のしょうゆラーメン。旭川はラーメンどころであるが、ここの一杯も引けを取らない。あー美味しい。

 美味しいといえば、美瑛にある某焼き菓子屋さん。ここのカヌレがとてつもなく美味。カヌレという食べ物をそこまで食べたことがなく比較できる店数といっても10件くらいであるが、絶対的に美味しいのである。ちょっと常軌を逸しているレベル。お土産に買って帰ってきたが、すぐになくなってしまった。これを買いに飛行機に乗ってもいいという自分内ミシュラン三つ星だ。

 東京に進出してくんないかなー。

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