趣味は何か、と問われたら音楽鑑賞とか読書などと答える。あるいはギター演奏とか。昔オーストラリア人の友人にサッカーと答えたら、スポーツは趣味とは言えないと嫌味を言われたのでまあ月並みな答えになってしまっている。確かに音楽はよく聞くし、本もまあ読むほうだ。ギターはこの3年以上手をつけてなかったが、最近身の回りにギター部が結成され、どれ久しぶりにという感じである。
友人にOくんがいる。旅行に行くときに服や靴をたんまり持参するのをinstaなどで見ているが、荷物はなるべく最小限にという自分の考えと真逆をいく発想に面食らってしまった。確かに旅先で赴くレストランなどではそれなりの服装が相応しいし、自分もパートナーも気持ちが昂る。また旅先での目的によってワードローブを取り替えるというのもこの映えの時代に限らず、楽しみとして確かにある。
彼は着飾るのが趣味といってもいいかもしれない。着道楽とも言える。
これはおしゃれをするということの本質だ。
自分の場合、暖かい国へ行く時は、半パン2枚にTシャツ5~6枚、シャツ1枚、そして履き物はスニーカー一足とビーサンで済ませる。リュックサックに入れて機内持ち込みができる量。クーラーが効きすぎなホテルやレストランで辛い思いを何度やっても学習しない鳥頭。おしゃれでもなんでもない。
確かに趣味はおしゃれですとは言えないような服装ばかりしている。しかし少なくともファッションに携わる仕事をしているのだからもうすこし気を使ってもいいんじゃないかと最近すこし思い始めている。
スカーフやそのほか服飾雑貨を加えて着飾るという方向ではなく、別の方向で他人から一目置かれる、そんな人になってみたいものだ。
このおしゃれな人とかカッコいい人についての考察についていろいろ巡らせているので、またこの続きのようなものを書きます。