BLOG - 蔡 俊行(フイナム発行人)

選良

 久しぶりに選挙特番を観た。あちこちチャンネルを変えながらいろんな局のショーをザッピング。結果はご承知の通りである。投票率は決して高くなかったはずなのにこんな結果になるとは。もし投票率が高ければ、与党第一党が変わっていたかもしれない。

 この後、いろんなことがありそうだが、石破さんは辞めないとダメなんだろうね。公認しなかった人やそもそも嫌ってた人が自民党内にいっぱいいるから、野党から内閣不信任案出されたら一発アウト。与党議員が欠席したり、あるいは不信任を突きつけられたらまた解散。そんなことはできないから自ら身を引くしかない。一縷の望みはどこかの党との連立。できるかなー。

 そんなことより、上にも書いたが投票率の低さだよ。政治の仕組みもわかってない若い人もいるらしいし。なにしろ若い人の中にいる情弱層をなんとかしないと。なにしろ自分の興味あることしか知らないから、世の中がどうなってるとか関心ない人たちね。いま流行りの闇バイトに応募する人たちもそう。闇バイトで捕まった若者に接見した弁護士が、彼らの情弱ぶりに驚いていた。強盗がどれほど重犯罪かわかっていない。どれくらいででれるんすかねー、なんて軽く聞かれて、すくなくとも8年以上は出られないと聞いて初めて絶望や後悔の色が見えたとかそんな。

 情弱っぷりもそうだが、彼らにはコミュニティにも参加してなかったんだろうね。

 昔のヤンキーなら先輩から何で捕まったら何年、法律の抜け穴はこうで、なんて会話がいつでも聞けた。SNSのせいなんだろうな。SNSがあればヒマは潰せるし、煩わしい人間づきあいしなくてもいいしね。

 いまのところ、こういう層はまだ少数派だと思う。しかし時代が下るにつれ、この層が増えてきたらどうなるのか。追い討ちをかけるように少子化と東京一極集中。国が滅ぶよ。

 それを食い止めるのが、昨日審判を受けた選良たち。文字通り選良であればいいのだが。

 

 

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